リフォーム日記:出来ること出来ないこと

2014-07-12 09.28.24

 

ご愛読、ありがとうございます。KJWORKS・木の家のくらしプロデューサー、山口です。

 

今日も阪神事務所リフォーム現場へ立ち寄ってきました。今日で大工さんの作業は終わり。おつかれさまでした!そして、週明けからは内装仕上工事が始まります。

 

冒頭の写真は、事務所入口の足元です。今回のリフォームには、テナントビルでの賃貸物件であるが故の、出来ることと出来ないことがあります。それがこの一枚に表れているんですよ。

 

ちなみにリフォーム前の様子はこちらです。「Before」ですね。

2014-05-13 17.14.16

 

ここは入口のドアを入った土間。入口のドアはもう何度もこのブログでご紹介しているように、元々付いていたドアをはずして、新しいステンドグラス入りのドアに付け替えます。

 

でも、そのドアが付いている枠は、いずれここを退去する時のことを考えると、取り外すのは難しい。ですから、白い枠はそのままにして、変えられる部分を変える計画です。

 

Beforeの写真で、ドアの横には郵便受けがありますね。これも取り外せない。ですから、Afterの写真で少し見えている通り、郵便受けはそのままに、その上下を靴箱にするんですよ。

 

入口を入った土間は濃いグレーのタイル張り。これも変更は困難ですね。そして入口の横にある収納。ここの扉が付いていた、白く塗られた枠も、いずれ元に戻すことを思うと、そのままにしておきたい箇所です。

 

ですから今回は、この白い枠が隠れるようなかたちで、扉だけを付け替えます。その扉には紺色の紙クロスが張られて、色彩的に土間のタイルとマッチすることを狙っているんです。

 

でも、グレーのタイル土間から床にあがる部分にあったステンレスの上り框、これはさすがに新しい事務所にそぐわない。ですから床材と同じブラックチェリー材でカバーして、見えなくしてあります。

 

私が今までの志事で経験したことのない「賃貸物件のリフォーム」。今回はそれを、自分の執務する新しい事務所で初めて考えることになったんです。それは今まで以上に、「出来ること出来ないこと」をはっきりと見極める眼を、私に意識させてくれました。

 

賃貸である以上、いずれは退去することを想定しておかないといけない。それを念頭におきつつ、しかも自分の実現したい空間のためにやれるベストを尽くす。

 

今回の阪神事務所リフォームには、そんなもどかしい想いや、それを逆手に取った発想、そのふたつのせめぎあいが実はあちこちに見え隠れしています。

 

しかし、それを感じさせないようにするのがプロのはず。完成の暁に、それらがすんなりと違和感なく納まることを願わずにいられない。それが、私の今の正直な想いなんですね。

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