はじめからある器

2014-07-30 11.19.29

 

ご愛読、ありがとうございます。KJWORKS・木の家のくらしプロデューサー、山口です。

 

KJ阪神しつらえ編、今日は器の話です。先日手に入れた、瀬戸本業窯の「馬の目皿」とはまた違うもの。ずっと以前から、いつか自分の身の回りに置きたいと思っていた器なんです。

 

冒頭の写真のものがそれ。手前の涼しげな器と、奥に見えている柄物の器。どちらも、陶芸家・金谷(かなや)則子さんの作品です。

 

昨年の9月に「雨に合う器」と題してこのブログにも書きましたが、金谷さんは、KJWORKSの木想家に住まわれているお客さまです。奥様が陶芸家、ご主人は木工家です。ご自宅に併設してアトリエ(陶芸教室)がある、そんな素敵なお家なんですよ。

 

その金谷さんの作品たち、色んな作風のものがありますが、どれも落ち着いた味わいのものばかり。特に手前のものは、今の季節に何ともいい感じではありませんか。

 

まだ入ったばかりで、器だけを飾ってある状態ですが、それでも素晴らしい存在感があります。この春に行った石垣島で買ってきた八重山上布の上に置いて、楡のテーブルの上がぐっと夏仕様になった感じ。

 

奥の器などは、この部屋に造り付ける家具を構想する段階から、もうあの場所に居るのです(笑)。器を置くことも想定して、カウンターをつくっている。写真ではボケていますが、ぴったりと出来上がっていますよ。

 

といっても、器はただ飾っているだけでは面白くない。使わないといけませんね。もちろんそうするのですが、しかし金谷さんの器は、使わない時に飾って見ているだけで、私は気分がいいのです。

 

これらの作品たち、いつも都のくらしの杜で展示販売しています。この2つも長く展示されていました。その中で好きなものを選び、それが入ってくることも考えて、事務所の空間をつくりました。

 

ですからこれらは、この阪神事務所に、はじめからあるんですね。今までも、ある照明器具が似合うようにその場所を考えたり、ということは家づくりの中で何度もありますが、自分事ながら、器は初めて。

 

この阪神事務所、目で視る、空気を味わう、といったことの他に、色んな「質感」を肌で感じられるような、そんな場所にしたいという想いが当初からあります。

 

木の質感、漆喰の質感、布の質感。それにくわえて、こういった焼き物の質感も、この場所にさらに彩りを添えてくれるはず。大好きな金谷さんの器が、他のモノたちと響き合うのを感じつつここに居るのは、私にとってとても幸福な時間なんです。

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