椅子のような床

2015-09-21

〈木の床と漆喰でできた事務所をご提案。私もほしいくらいの工夫をひとつ、加えてみました。〉

 

ご愛読、ありがとうございます。KJWORKS・木の家のくらしプロデューサー、山口です。

 

今日は一日、事務所で作業。先日からずっと検討を続けてきた、「木の事務所」のプランイメージをまとめ、フリーハンドのスケッチに仕上げて、お客さまへお送りしました。

 

この事務所、私がいるKJWORKS阪神の木の空間と同じように、靴を脱いで上がる無垢の木の床の事務所になっています。心地よくリラックスして過ごせ、よい発想が湧く空間になるように。

 

そして、私の事務所よりも広いこの場所には、もうひとつ心地よさの仕掛けを盛り込みました。それは「小上がり」と呼ばれたりもする、一段高い畳のスペースです。

 

畳って、やはり日本人の「安らぎ」の象徴だと思います。しかし、今や日本人の生活も「椅子座」が中心。「床座」である畳と椅子座が隣り合っていると、人の目線の高さが違ってしまって、団欒のかたちが不自然になる。私はそう感じます。

 

それをうまく調停してくれるのが、この「椅子の高さの畳のスペース」なんですね。冒頭の写真はその一例。これを見ると、その調停という意味がひと目でご理解いただけることでしょう。

 

この木想家では、四畳半の畳スペースが、リビングであり、ダイニングテーブルの椅子であり、そして反対側のパソコンコーナーの椅子にもなっているんですね。

 

腰掛けていて、疲れたらごろっと横にもなれる場所。目線を同じくして椅子座と床座が同居できる、そんな仕掛け。それが木の事務所にもあったらいいな、そう思いました。

 

なので、デスク代わりに壁際につくりつけられた木のカウンターの横に、小上がりの畳コーナーをつくってみたんです。カウンターは畳座に続いていて、その高さから見れば座卓になるというのも、いいですね。

 

事務所の中の畳コーナーですから、この写真よりは小さめで、三畳です。でも、きっとその三畳が、木の事務所の使い方に変化をあたえ、フレキシブルなあり方をもたらしてくれることでしょう。

 

まるで大きな椅子のような、少し高い床。木の床に足をつけて畳に座るというその感覚が事務所で味わえるのは、きっと楽しいはず。集中して、そしてゆったり。その緩急がつけられる空間が、いいですね。

 

本当は私もほしいくらいな小上がりの畳スペース、私の事務所を気に入ってくださっているお客さまには、その良さがきっと伝わるはず。そんなお話をするのが、もう今から楽しみなんです。

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