それぞれの時を経て

2015-10-04 10.08.33

〈今日はめでたい地鎮祭。そのご家族とだけ積み重ねてきた記憶をなぞりながら、式に臨みます。〉

 

ご愛読、ありがとうございます。木の家づくり・暮らしのプロデューサー、山口です。

 

今日は大安吉日。心地よい風と青空のもと、朝から新しい木想家の地鎮祭が執りおこなわれました。Tzさま、本日はまことにおめでとうございます。

 

今日の地鎮祭は、神主さんにお願いすることなく、私たちKJWORKSのスタッフと、お施主さまご夫妻、そしてそれぞれのご両親とでおこなう「略式地鎮祭」でした。冒頭の写真は、四方清め払いの最中です。

 

その光景を見ながら、私は「ついにここまで至った」と、感無量の想いでした。このお客さまと初めてお会いし、家づくり候補地のお話をお聞きした日から一年と8ヶ月が経った、今日。

 

昨年2月、「こんな土地を入手しようと思っているんですが」とのお話でお会いし、その敷地にはこんな家がいいのでは、という「間取りのイメージ」をつくってお話をしたことが、頭にはっきりと甦るようです。

 

その土地は結局入手がうまくいかなくて、家づくりも休止かな、と思ってから一年近く、今年の1月に「また土地探しから」とのご連絡をいただいた時のことも、昨日のことのように覚えています。

 

そこから、いくつの土地情報をやりとりし、いくつ土地を見たでしょうか。その最後に、降って湧いたように見つかったのが、この敷地。探し始めて、半年近く経っていました。

 

そこから最短で入手をお決めくださり、私との家づくりがスタート。そして8月に間取りが決まるまでにも色んなことをお話し、ご両親ともお会いし、たくさんの時間をご一緒してきたんです。

 

そして今日、ついに地鎮祭という佳き日。これまでの時間が脳裏に浮かび、やはりいつもと同じように、胸にこみ上げるものを感じながら、土地のお清めをしておられるお客さまを見ていました。

 

私は、いわゆる営業と、家の最初のご提案を担当しているので、一番最初にお客さまと接することになります。そして家づくりの想いをお聞きし、それを形にしていくべく、二人三脚で走り始める。そんな志事です。

 

ですからどのお客さまとも、家の着工に至った時には、そこまでの時間がたくさん積み重なっている。土地を一緒に探している時間、間取りの話をしている時間、そして家づくりのイベントでご一緒している時間、など、など。

 

どのご家族とも、家づくりに至るまでの、いくつもの時が私の中に刻まれていますし、その中で得たもの、学んだこと、お伝えしたことの記憶は、ちょっと他に代え難い私の財産なんです。

 

今日もまた、記憶という財産を改めて見返すような時を過ごしました。性急に過ぎることなく、徐々にパートナーとしての関係を深めていくそんな時間は、永く住み続けられる家づくりにおいて、実は一番大事なのかもしれない、そんなことを想いながら。

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