硝子のパートナー

2015-10-09 12.33.46

〈永く探していたうつわと、年に一度の作家展で出会うことができました。〉

 

ご愛読、ありがとうございます。木の家づくり・暮らしのプロデューサー、山口です。

 

今日は久しぶりに、同じ芦屋で木の家具、小物を扱っておられるお店「Jクオリア」さんへ行ってきました。木の家と木の家具ということで親しくおつきあいいただいている松下さんのお店ですが、最近ちょっとご無沙汰でして。

 

今週から来週にかけて、Jクオリアでは「木・土・硝子の三人展」が開催されています。北海道在住の三人の作家さんの競作展ですね。冒頭の写真は、その素敵な展示の様子。

 

この三人展へと今日訪れたのは、その三人のうち特に硝子のうつわを是非見たいと思ってのことでした。つくり手は、吹き硝子の工芸家、西山亮さんです。それには、実はある狙いがあったんです。

 

昨年の夏、KJWORKS阪神の事務所がオープンした時、その開店祝いに松下さん、そして同じく「暮らしの志事」のお仲間、収納の巣の宇野さんから、吹き硝子の小振りなワイングラス三点セットをいただきました。

 

ワイングラスというよりも日本酒のぐい呑みに近い大きさの、どれもとても味わい深い酒器。「これで、ここで三人で酌み交わしましょう」というお二人のお気持ちがこもった、私の宝物です。

 

そのつくり手さんの弟子筋にあたる西山さんが、ここのところ年に一度、Jクオリアで展示をされているんですね。そこにもしかしたらあるかも、と私が思ったのは、その大事なグラスたちのお相手です。

 

吹き硝子のぐい呑みに「酒を注ぐ」のに相応しいうつわを、この一年見てきました。でも、これだというものを見つけられずにいたんです。それは、やはり吹き硝子のもつ独特の美と、釣り合うものを見つけられなかったから。

 

もしかして、そのお弟子さんの仕事ならば。そんな淡い期待をもってお店を訪れました。残念ながら松下さんとはお会いできませんでしたが、「J之おかみ」こと奥さんにお聞きしながら、展示を見ていたら。

 

ありました。もう、まさに一目惚れのうつわが、ありました。それは硝子の美しい片口。こんなのです。

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硝子の写真は難しくて、良さがうまく写っていませんが、最上部は硝子のゆらぎがなく、少し下からゆらぎが始まって、下にいくほど光が揺れ動いていくような、そんなうつわです。ほくほく顔で事務所にもち帰って、グラスと並べてしばしご満悦。

 

酒器というのは、その相性がとても大事だと思いますし、「注ぐうつわ」と「呑むうつわ」なら尚更です。注ぐ側がない故に、グラスの方とも少し疎遠になって可哀想なことをしていましたので、余計に嬉しい私なのです。

 

さて、宝物のグラスたちにめでたくパートナーが見つかって、あとはそこに美酒を注ぐのみとなっております。ここでまた吹き硝子のうつわが三人の手に収まるのも、そう遠いことではないでしょう。


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