外をかこむ中

2015-10-14 11.18.49

〈くらしの杜もすっかり秋。屋外を楽しめる私の好きな場所、今日は更に心地よさそうでした。〉

 

ご愛読、ありがとうございます。木の家づくり・暮らしのプロデューサー、山口です。

 

今日は秋晴れのとても心地いいお天気でしたね。私は打合せをひとつ済ませて、KJWORKS本社に立ち寄りました。水曜日は中央広場に出店(移動販売)もあって賑やか。その中で、とてもいい雰囲気の場所に目が留まりました。

 

建物の中から見える外の情景も、秋になるとまた風情が増すように感じられますね。冒頭の写真は、デッキに置かれたガーデンファニチュアと、その向こう側にカフェの座席が見えているところです。

 

植込みの紅葉も始まっていて、とてもいい雰囲気です。でも、ちょっと画面に紗がかかったようになっているのにお気づきでしょうか?実は、この写真を撮ったこちら側も部屋の中なんです。網戸とガラス越しに撮っているので、ちょっとぼやけた感じ、というわけ。

 

この場所は、ガーデンファニチュアのあるデッキを囲むように、「コ」の字型に部屋があるんです。室内から、デッキの向こうに同じ建物の外壁が見え、その向こうには同じ室内が、外から見える。

 

こういう間取りって、あるようであまりないのではないでしょうか。特にハウスメーカーがつくる家は、なるべく表面積を少なく、ポコッとした箱のような感じのものが多いように思うので、そういう家は、家の中から自分の家は見えませんね。

 

でも、こういった「室内が屋外を囲んでいる」というような間取り、私はとても好きなんです。こうすることで、デッキは外でありながら室内であるかのような、まさに「アウトドアリビング」という雰囲気の、心地いい場所になるように思います。そこに緑があればなおさらですね。

 

間取りを考える時いつも、どうやって「外を中に取り込むか」ということを考えます。もちろん外といっても、取り込みたいものとそうでないものがありますが、陽光、青空、風、緑といった心地いい外部環境を上手に取り込んだ家がいいと感じます。

 

特に今の時季、夏の暑さが終わって、心地いい風が室内を吹き抜け、徐々に秋の色に染まってくる樹々を室内からも屋外でも楽しめる家。そんなふうに季節を楽しめる家をつくりたいと、いつも思うんです。

 

室内に囲まれた屋外、アウトドアリビングでそんな風や紅葉を楽しめたら、自然と一体になったような、大きな安らぎが家にいながらにして得られますね。今日のカフェのこの場所は、まさにそんな感じでした。

 

写真はお客さまがおられない時に撮りましたが、建物にコの字型に囲まれたデッキで飲むコーヒーはまた格別。この時季、それを楽しんでおられるお客さまも多くて、やはり皆さんよくわかってらっしゃる。

 

家は自然から人を守るシェルターでもあり、なおかつ自然に対して開いた場所でもあり得る。四季折々にそのバランスを取れるものこそ、日本人の住むべき家。今日もまた改めて、その意を強くした次第です。


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