いじくる3D

2015-10-23 16.03.18

〈お客さまとの実施設計の打合せ。やはり3次元でイメージ出来たほうが話が進みますね。〉

 

ご愛読、ありがとうございます。木の家づくり・暮らしのプロデューサー、山口です。

 

今日は色んな人と会う日でした。朝から木の空間を「骨格ファッション診断」でご利用くださるシェリーさん妙さんコンビ、その間にキッチンメーカーさんと打合せ、その後は「善国」女将さんとお話、そしてご来店のお客さま対応と続きます。

 

そして最後は本社へ。いま実施設計が進行中のお客さまと、設計担当の平野との詳細な打合せに、全てではないのですがご一緒させていただきました。

 

実施設計というのは、いわゆる「間取りづくり」である基本設計の後を受けて、「建てるための図面づくり」をおこなうことです。完全注文住宅である木想家では、打合せをして決めていくことが山ほどあるんです。

 

建物の構造から始まって、断熱、仕上げ、窓、建具、家具、電気、水道、外構など、など。それらを順番に、一緒に決めていくための実施設計打合せは、とてもエネルギーの要る作業。

 

しかし、それを負担と感じるのではなく、ひとつひとつの打合せ、検討そのものを楽しんでいただくことこそ、出来上がる家に愛着をもっていただく最良の方法だと思っています。

 

そして今日は、その決めるべきことをスムーズに解決し、楽しんでいただくために、冒頭の写真のような「秘密兵器」が登場していましたよ。1/50スケールの家の模型です。

 

家がどう出来るのかを3次元でシミュレーションする方法は色々ありますが、特に家の外から見たかたちを把握するのに、こうした模型はとてもわかりやすい方法ではないかと思います。

 

この木の家は私が間取りを考え、基本設計図面をつくりました。なので私には元々この姿が頭の中に3次元で出来上がっています。しかし、お客さまに言葉で、あるいは2次元の図面でそれを伝えるのは、なかなか難しい。

 

言葉や図面から3次元空間を構築しにくいのは、プロではないのだからあたり前のことです。しかし、それをイメージしていただかないと、納得して決めていただくこともまた出来ない。模型や3次元パースなどは、その手助けになる道具なんです。

 

今回は特に、道路と敷地との段差があり、そこにインナーガレージをつくったりしているので、そういう「レベル差」も3次元でイメージする必要がある。そのあたりも、模型を見れば一目瞭然ですね。

 

これは飾っておくための模型ではなく、検討のための「スタディ模型」というものですから、美しく出来ているかどうか、ではない。眺め回して、いじくりまわして、ボロボロになっていい、そんな模型です。

 

むしろ、模型がボロボロになるほどに観察を重ねるにつれて、お客さまの頭のなかに、私たちと同じような木の家の空間が徐々に組み上がっていく。それこそが、この方法の本来の意義と言えるでしょう。

 

模型の効果か、今日は外部仕上げの決定が順調に進みました。詳細打合せはまだまだ続き、スタッフ平野にも苦労をかけますが、でもお客さまは長時間の打合せそのものを楽しんでくださっている様子。それもまた、つくり手の喜びですね。


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