こどもの城

2015-12-05 10.31.11

〈一年ぶりに訪れた木想家に、楽しげな道具。お子さんに使い方を教えてもらいました。〉

 

ご愛読、ありがとうございます。木の家づくり・暮らしのプロデューサー、山口です。

 

今日は朝から、お引渡しから一年を経たお客さま宅へ、一年点検に行ってきました。木の家は生きていますので、引戸の建てつけなど初期の不具合が出ることもあります。それらは大抵一年目二年目に集中するので、その点検を全戸おこなうようにしているんです。

 

今日はとてもよいお天気で、太陽熱利用のパッシブシステム「そよ風」も搭載しているこのお宅の室内は、ぽかぽかと暖かくて快適。冒頭の写真がこの家の「家族の間」です。大きな窓と、その向こうのデッキとの一体感が心地いいですね。

 

そして、私が今日初対面したのが、ダイニングテーブルのこちら側にぶら下がっているもの。これ、設計の時点でお客さまから聞いていたモノですが、でもお引渡し後、実際に取り付けられたところは見ていませんでした。

 

ハンモックのようですが、でもちょっと違う。ハンモックは両端を固定してその間を揺れるのですが、これは小さめのハンモックを吊った木が、上部の梁から吊られていますね。私も現物を初めて見たこれは、「ブランコモック」というものなんですね。

 

まさに、ブランコとハンモックがミックスされたようなもの。木の家が出来たら、これを吊りたい。奥さまが最初からそう言っておられました。写真では見せてもらったブランコモック、私も体感してみましたよ。

 

ブランコに乗るように座ると、そのまま身体が包み込まれます。そしてぶらんぶらんと揺れる。あ、これは気持ちがいい。暖かい部屋で揺られていると、なんだか眠くなってくるようです。

 

私が降りると、写真の右手に写っている私の友人、ゆうし君がブランコモックの楽しみ方の見本を見せてくれました。くるまれた中で自由自在に、とても楽しそう。子どもの手にかかると、これもまた遊具なんですね。

 

今までの家づくりでも、のぼり棒を付けたり、ブランコを吊ったりしました。滑り台をつくったこともあります。子どもたちが住むことを楽しみ、家中で遊びまわって、のびのびと育つ。そんな家になれば、という想いをご両親と共有した家です。

 

今日の木想家も、そんなご夫妻の想いがこのブランコモックに込められている、そう感じました。そして、そんな子どもたちの元気いっぱいの暮らしを柔らかく、暖かく包んでくれる家。安全で安心な木の家。

 

私自身も子どもたちが小さいうちに家を建てて、木の家のもつそのチカラを実感しています。今日の一年点検で、ご家族の楽しそうな笑顔にもそのチカラへの実感が表れているようで、とても微笑ましかったのです。

 

子どもたちの健やかな成長を守ってくれる城のような、丈夫で安心なうつわ。柔らかい木の肌ざわり。家全体が遊具のような、走り回れる間取り。木の家はやはり「暮らしを遊ぶように楽しめる家」でありたいもの。

 

今日はゆうし君とブランコモックで遊びながらそんなことを想い、木の家で子育ての同じような時期を過ごした頃に、ちょっと若返ったような気がした私だったのでした。


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