木の事務所の要

2015-12-09 13.28.29

〈木の事務所の現場確認。最大の見せ場が、徐々に姿を表していました。〉

 

ご愛読、ありがとうございます。木の家づくり・暮らしのプロデューサー、山口です。

 

今日は一週間ぶりに、姫路での「木の事務所」リフォーム工事の現場へと、進捗確認にお伺いしました。今週いっぱいで大工さんの志事も終わりということで、だいぶ木工事が進んでいましたよ。

 

前回ご紹介した、天井の段差部分を梁型に見せ、桧の柱と共に木の家のように見せるという部分も、きちんと仕上がっていました。レッドパインの床も張り終わり、大工さんたちは造作家具を、鋭意制作中。

 

冒頭の写真が、それが一番わかる場所です。まだ制作途中ですが、左側の窓の周りは、全て造付けの本棚になります。そして右側の窓下には、長さ4m以上にもなる、造付けのカウンターが。ちょうど大工さんがその2つの家具が折り合うところを仕上げておられましたね。

 

そして、この2つの造付け家具の間にあって、この木の事務所の最大のポイントとも言えるのが、中央の場所。椅子の高さの「畳座」です。約2帖のスペースではありますが、空間の要といえる役割をもっています。

 

ちょうど椅子の高さの畳座は、カウンターの方へは足を入れて掘りごたつのように向かうことが出来ますし、完成後はこちらがわにも丸テーブルが来て、その「大きな椅子」にもなる。そして疲れたらちょっと横になって、本棚から本を出してくつろぐ、なんてことも。

 

私のKJWORKS阪神「木の空間」もそうですが、いわゆる事務所っぽい事務所をつくる気はまったくないんです。志事に従事するスタッフの皆さんが、リラックスして自分のスキルを存分に発揮でき、そして志事中のちょっとしたOFFの時間をゆったりとくつろげる、そんな事務所がつくりたいんです。

 

そのための一番大きな仕掛けとして今回、私の事務所にもないこの畳座をつくりました。まるで大きな畳の椅子のようなこの2帖の場所は、人によって色んな使い方を誘発する、そんな場所になることでしょう。

 

まだ黄色い養生に覆われていて見えませんが、畳の周りの框(かまち)は、びっくりするくらい綺麗な桧材でつくられていました。仕上がったらさぞや素晴らしいだろうと感心しながら、作業している大工さん達と、この畳座の出来栄えを話していたんです。

 

工事も進んで、現場にも木の香りがふうわりと漂うようになっています。やっぱり木の空間づくりの現場はいいなあ、いつもながら、必ずそう想いますね。

 

さあ、制作家具をつくって壁のボードを張り終わったら、大工さんから今度は内装屋さんへとバトンタッチです。白いローラー漆喰で、さらにもう一段この空間が変貌をとげるのも、もうすぐ。

 

大きな椅子のような畳座のある木の事務所。その竣工が、施主である株式会社リーチ・フォー・スターズの皆さまへの佳きクリスマスプレゼントになること、今日はぐっと現実味を帯びて見えた気がしました。


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