代わりではなく

2015-12-13 15.50.56

〈お客さまと打合せした木の家のモデルハウスに、新型がデビューしていました。〉

 

ご愛読、ありがとうございます。木の家づくり・暮らしのプロデューサー、山口です。

 

昨日は自宅への来客のことを書きましたが、その後は箕面市彩都のKJWORKS本社「くらしの杜」へと赴き、実施設計中のお客さまと打合せをしておりました。詳細な打合せですから主導は設計担当の平野ですが、私も可能な限り同席し、一緒に話し合いを進めます。

 

打合せはいつも、木の家のモデルハウス「阿蘇小国杉の家」の2階でおこなわれるのですが、昨日はその一角に置かれているモノが、モデルチェンジしているのに気づきました。

 

これは、ペレットストーブですね。一見薪ストーブそっくりなこの姿は、豊実精工株式会社さんの「ペレスター」というシリーズ。と言っても、ペレットストーブ自体をご存じない方も多いと思います。

 

ペレットストーブとは、名の通り「ペレット」を燃やすストーブです。ペレットとは、写真のストーブの横で洒落たバケツに入っているもの。木材を粉砕し、圧を掛け、ところてんのように押し出してつくられた燃料なんですよ。

 

木屑から出来ていて小さいため、薪と比べると非常に燃焼効率がいい。それを燃料とするペレットストーブは、同じ木質材料を燃やして暖を取るストーブだと言っても、薪ストーブとはずいぶん違った特徴をもっています。

 

それらは皆燃料の違いからくるものですが、まず写真をよく見ると、煙突が細くて短いですね。薪ストーブに比べて煙が少ないため、ずっと煙突の規模が小さくて済むんです。

 

そして、初めて聞く方はみな驚かれますが、ペレットストーブは基本的に「電気仕掛け」です。タンクに入れられたペレットは、一定のペースで燃焼炉に自動供給されるんですね。着火・消火もスイッチでおこないますし、タイマーも付いていますよ。

 

そしてその電気と関係して、もうひとつ。ペレットストーブからは温風が出ます。完全に輻射熱のみの薪ストーブとは大きく違いますね。どちらかと言うと「木質燃料を使ったファンヒーター」と考えたほうが近い部分もあります。

 

そんな特徴をもつペレットストーブの中で、なるべく「炎が見える」ことを重視してつくられているのがこのペレスターだと言えるでしょう。昨日はそれが、新型のPelleStar HPS-200にチェンジしていたというわけ。さらにデザインがよくなったという感触でした。

 

薪ストーブとペレットストーブ、どちらもバイオマス資源による自然エネルギーで、大気中のCO2を増やすことなく暖房ができるECOなストーブですが、上記のようにそれぞれにもち味が違っているんですね。

 

ですから、出来れば、薪ストーブが無理だから、という消極的な理由でなく、その特徴を知り、ライフスタイルに合わせて、上手く導入していただけたらいいなあ、「薪ストーブの代わり」ではなくて。新型の姿を眺めつつ、昨日はそんなことを想っていたのでした。


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