住みたい事務所

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〈ついにお引渡しの「木の事務所」。普段の家づくりと全く同じ仕様なんです。〉

 

ご愛読、ありがとうございます。木の家づくり・暮らしのプロデューサー、山口です。

 

本日、一ヶ月間の工期を無事に終え、姫路での「木の事務所」リフォーム工事がめでたくお引渡しとなりました。株式会社Reach for the starsの前田社長、スタッフの皆さん、まことにおめでとうございます。

 

冒頭の写真がその様子ですが、いかがでしょう。ここが鉄骨造の倉庫の2階につくられた事務所だとは、この写真からだけでは全くわかりませんね。どう見ても、木の家ですよ。

 

木の床に、一部小上がりの畳座もあったりして、KJWORKSのつくる木の家の「家族の間」そのままです。畳座は角度を変えるとこんな見え方。

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畳座の北側には壁一面の本棚・飾り棚の中に窓があり、東側には端までの長いカウンターが。畳座は椅子の高さで、ここに座って足を入れ、作業することも出来ます。これも、木の家の書斎コーナー、PCコーナーがそのまま大きくなった感じ。

 

そう、今回の私の設計は、いつもの木の家のボキャブラリーと全く同じになっています。いわゆる事務所っぽい感じはなくす。それは私自身の事務所もそうですが、事務所ではなく「落ち着いていられる居場所」をつくる。そこで前田社長と考えが一致したからです。

 

そしてもうひとつ、不動産業者さんでらっしゃる同社の志事にも、この事務所は「木の家のモデルルーム」としても機能してくれる。ボキャブラリーを変えずつくっているのには、そういう狙いもあるんですね。

 

ついに完成成った事務所を見て、前田社長やスタッフの方から「住めますね」、「住みたい」というお言葉をいただきました。それが私には何よりの褒め言葉、とても嬉しいことです。

 

家でも事務所でも、ひとの居場所であることに、何の違いもありません。落ち着いた自然な色合い、木の香り、手ざわり足ざわり、漆喰による清々しい空気感、どれもが「心地よく居る」ためにつくられています。それはきっと、結果的に業務の効率アップにも役立つことでしょう。

 

この志事は私にとっても、違うつくり手とのコラボレーションという新しい試みでした。KJWORKSのつくり方、デザインを伝え、時に先方からの提案に教えられることもありながらの、楽しい志事でした。KJWORKSと全く同じようにつくってくださった明石の竹田工務店さんには、感謝しかありません。

 

Reach for the starsの皆さんには、これから木の家に住み始めるお施主さまと同じように、色々と「今までと違う」体験をされることでしょう。それも含めて、木の空間のもち味を慈しんで、楽しんでいただきたいですね。

 

こういう、靴を脱いで上がる、木の家のような「住みたい事務所」、もっとあちこちに増えていったらいいなあ。そんな想いで姫路をあとにしました。お客さまへのよきクリスマスプレゼントになっていることを、あとは願うばかりですね。


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