窓を拭くのも

2015-12-28 11.38.13

〈今日は自宅の大掃除。毎年苦労する窓も、志事に活きています。〉

 

ご愛読、ありがとうございます。木の家づくり・暮らしのプロデューサー、山口です。

 

昨日は志事納めで事務所の大掃除。そして今日は、自宅の大掃除でした。こちらも一年分の汚れをしっかり落とします。毎年、私の担当はというと、家の窓です。

 

まず、網戸をはずして洗います。そしてそれを乾かしている間に、窓ガラスを順に拭いていきます。内側と、もちろん外側も。この、普段やらない「窓の外側を拭く」ということから、家づくりにフィードバックできることがたくさんあるんです。

 

冒頭の写真は、階段踊り場にある、2つ横並びの窓。ガラスを吹き終わって、網戸を嵌める前に撮りました。私の家の窓は、大半がこの木のサッシ。カナダのLoewenというメーカーのものです。

 

私たちの用語で「縦すべり出し窓・オペレーター方式」というタイプ。下部についているハンドルを回すと窓が開き、なおかつ90度まで開くとガラスの外側が拭けるように、そちら側にも隙間ができる、という窓。

 

KJWORKSの家づくりでは、どういうタイプのサッシを使う場合でも、この「縦滑り出し窓」は多用されます。開くと「風を捕まえる」ことが出来る点と、この「ガラスの外側が拭ける」という利点があるから。見た目もすっきりとしていますね。

 

しかし、私は自宅のこの窓では、だいぶ失敗をしました。ひとつはそのサイズ、ひとつはその付ける場所です。この経験もまた、その後の家づくりにフィードバックされているんですよ。

 

この窓は、その横幅を確保してほぼ正方形のかたちが2つ並ぶという見え方を重視したため、ガラスの外側を拭く時、一番奥まで手が届きません。道具を使って拭くのですが、やはり手で直接拭くほど綺麗にできない。

 

もうひとつ、右側の窓は降りていく階段の上にあるため、拭くときに足場が確保できません。とても拭きにくいんです。サイズのこともあるので、余計に。これはいけませんね。

 

縦すべり出し窓は、縦長の長方形のサイズで、外側がちゃんと拭けるもの。なおかつ、外側を拭くという動作がちゃんとできる場所に。それが11年前の失敗から私が学んだことでした。

 

そして今日もまた、その失敗の代償で、かなり苦労してこの窓を拭きました。他にもいくつか拭くのが難しい窓があるのですが、まあ毎年やっていると段々こちらも上達はしています(笑)。

 

家に住むということ、暮らしの中で、掃除がしにくいというのは大きなストレスになり得ること。普段の掃除、そしてこのような頻度が低いものでも、計画の中にファクターのひとつとして含めておく必要があります。

 

ただ、キッチンでの調理もそうですが、掃除もまた、こうして自分でやってみないとわからないことがたくさんあるんです。窓を拭くのも、己の志事に還元してお客さまの暮らしの役に立つことの出来る大事な学びということですね。

 

暮らし(K)を実現(J)する志事(WORKS)と名乗っている以上、自分もまた日々の暮らしを自分に染み込ませながら生きる、よき「生活者」であらねば。綺麗になったガラスの外に大きく育ったシマトネリコの葉を見ながら、またその想いを新たにしました。


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