庭のでいりぐち

2016-01-22 17.07.45

〈外構での構築物は、内部よりも検討要素が多い分、うまく出来ると嬉しいものです。〉

 

ご愛読、ありがとうございます。木の家づくり・暮らしのプロデューサー、山口です。

 

今日は、昨年の終盤に増改築工事でお世話になったお客さまのところへ行ってきました。お引渡し後11年経って、少し床面積を足しつつリフォームするという志事。年末年始のブランクを経て、不具合などの再確認です。

 

昨年の工事、私は増改築部分の施工は逐次確認していましたが、最終の「外構工事」は、見届けることができていませんでした。それも合わせての今日の訪問でしたが、そこで、なかなか良いモノを見ることができたんです。

 

それが冒頭の写真のモノ。庭を区切る「木戸」ですね。このお宅には大きなワンちゃんがいて、なおかつ庭がオープンになっているので、外へ逃げていかないよう、増改築と合わせて木戸を新調したのでした。

 

私はこのデザインには関与していませんでしたが、なかなかすっきりといい感じにつくられています。現場担当の竹口が考えたもので、その仕上りにとても嬉しい気分になったのでした。

 

木戸とは言っても、全てを木材でつくると、段々と枠の木がひずんできて、建付けが悪くなってきます。特にこのような両開きの木戸だとなおさらですね。雰囲気も大事ですが、でもやはりせっかくつくるのだから、長持ちしてほしい。

 

それをふまえて、KJWORKSでは木戸の枠をアルミのフレームとしてつくることが多いです。しかし、アルミのフレームで四周をぐるっとつくると、それはそれで「木戸」のイメージから逸脱していく。既成品の門扉みたいな感じになっていくんです。

 

それを考慮して、まずアルミフレームを「N」のかたちに溶接でがっちり固め、そこに横板張りとすることで、強度とすっきりしたデザインをうまく両立させている。上下にアルミ枠が無いだけで、全く違う見た目になりますね。

 

私は今日初めて見ましたが、すっきりとしつつ強度もあり、木戸としてのイメージも維持していて、とても好感がもてました。お客さまからも、とても気に入ってますよ、というお言葉を頂戴した次第。

 

木の家をつくって、でもその周囲の庭はいわゆる既成品でかためられている、というのでは、やはり興醒めしてしまいます。しかし、屋外で風雨にさらされる部分でも全てを木材でまかなうというのは、それはそれで現実的ではない。

 

デザインとして木の家と調和し、なおかつ「屋外」という条件下での快適な使用感を維持できること。お庭まわり、外構のデザインというのは、そういう相反する要素のまとめ方が鍵だと思います。

 

今日のこの木戸は、それがすっきりと上手くまとめられている。きっと、長い時間を心地よく使ってもらえる庭の出入口になることでしょう。そうしたデザインがスタッフから提案されていたことに、何とも言えない喜びを感じた、今日の私でした。


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