いりぐち選び

2015-04-29 11.02.51

〈木の家の玄関はどんなものにするか。外と中をつなぐ部分だけに、良いモノにしたいですね。〉

 

ご愛読、ありがとうございます。木の家づくり・暮らしのプロデューサー、山口です。

 

今日は、先週木の家の見学をご一緒し、プランを共に練ってきていたお客さまとの打合せでした。間取りも納得のかたちで収束し、次のステップへと進むことになって、とても嬉しい打合せとなりました。

 

先週は住まい手さんの家、そして建設中の現場を続けてご覧になったこともあって、段々と間取りよりも木の家の仕様についてご興味が膨らんできたご様子。そんななか、今日も玄関ドアの話が出ました。

 

木の家の玄関、そのドアあるいは引戸をどんなモノにするかは、やはり家の入口ですから、とても大事です。機能と、予算と、雰囲気、質感、色んなポイントを併せて検討すべきところ。

 

ただ、既成品のアルミ製ドアなどには、KJWORKSの木の家に合うようなシンプルなものは、かえって少ないようです。ドアの背がやたらと高く、何やら色々と飾りつけがあったりして。もっとも、準防火地域などで、既成品の「防火戸」でないといけない場合もあるんですが。

 

また、木製の既成品ドアも、最近は色々と出てきています。でも、正直なところ、これも「ちょうどいい感じ」のものを見つけることが出来ていません。良いモノはかなり高価だし、欧米的テイストでごてっとしたものも多い。

 

そんなことで、玄関ドアは建具屋さんに制作してもらうこともよくあります。冒頭の写真はそのひとつ、昨年お引き渡しした木想家です。シンプルに板を張ったデザインで、足元にハネよけの真鍮板が取り付けてありますね。

 

こうした飾り気のない、シンプルでありつつ素材の風合いが感じられるもの、そんなドアがいいなあ、と思います。周囲の板壁や軒裏と、とてもよく合っていますね。

 

KJWORKSでは「窓」を制作建具でつくることは基本的にありません。「はめ殺し」という、開かない窓をたまにつくるくらいでしょうか。やはりそれは気密水密性能において、サッシのほうが安心だからです。

 

しかし玄関ドアは、窓に比べると気密性能は確保しやすい。また、玄関前のポーチには必ず雨掛かりを防ぐ軒や庇がつくられますから、窓のようにびしょ濡れになることも少ないと言えるでしょう。

 

引戸あるいは引違い戸の場合は気密性能が低くなりますが、それも窓よりはプランでカバーしやすい。玄関をひとつの部屋にし、引戸を二重にして「風除室」扱いにする、などです。

 

そういう理由もあり、なおかつやはり「木の家の入口らしさ」を求めて、制作ドアの登場回数が増える、というわけですね。今日打合せした木の家も、写真のような雰囲気のドアになりそうですよ。

 

間取りが収束し、納得のかたちに着地したら、次は玄関ドアをはじめ、家のすべての部分のこうした「仕様と寸法」の打合せがスタート。それは図面や写真、サンプルや実際の施工事例をフル活用して進められていくんです。

 

きっと近々、この写真のお宅の木のドアも、改めて見せていただきにお伺いすることになるでしょう。なぜならそれが、納得の家づくりのミソですから。

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