エッセンスの志事

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〈設計者としてその大元の部分を考えた志事、ふたつ巡って味わう日でした。〉

 

ご愛読、ありがとうございます。木の家づくり・暮らしのプロデューサー、山口です。

 

今日は、KJWORKS施工の木の家ではない、でも私が設計させていただいた志事をふたつ、めぐってきました。昨年末から「間取り屋」とも名乗っていて、こういう志事もこれから増えていく気がします。

 

ひとつは、昨年末にお引渡しをした、姫路の「木の事務所」。KJWORKSの施工範囲外ということで、私の設計で竹田工務店さんに施工していただきました。今日は、使い始めてからの不具合はないか、素材などについての問題点はないか、といったことをお聞きしに伺った次第。

 

冒頭の写真のように、もう家具も入って、事務所として稼働しています。しかし、やはりこうした木の家のような事務所はまだまだ珍しいし、お客さまも不慣れですから、思わぬことも起こります。

 

特に大きな問題はありませんでしたが、今日はそういう気になること、手入れがわからないこと、などをお聞きし、それに対してお話をしてきました。赤松の無垢板床に傷がついた場合はどうする?といったことなども。

 

竣工お引渡し時にもある程度はお話しているのですが、でもやはり実際に使ってみて、「こうなったらどうしたらいい?」となった頃に再度こうしてお伺いすると、ご説明もよりしっかりと伝わりますね。

 

この木の空間に似合う置き家具は?というご相談も受け、次回は一緒にショールームなど行きましょう、とお約束して、姫路から芦屋へ。行き先は事務所ではなく、現場。今日、めでたく上棟を迎えるお宅があったんです。

 

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現場へ着いたら、既に棟が上がっていました。いやあ、青空に骨組みが映えて気持ちがいいですね。実はこちらは、「間取り屋」としての志事、その最初のお宅です。ハウスメーカーさんによる建築条件付きの土地、その間取りを私にご依頼くださった家なんですよ。

 

間取りをご提案し、そこからお客さまがそれを実現するべくハウスメーカーさんの担当者さんとだいぶやりあってくださり、私が考えたものに近い形で実現しました。従来の「ハウスメーカー的間取り」とはだいぶ違う、ちょっと画期的な家になっていると思います。

 

それだけに、お客さまの感激もひとしおですね。今日は2回現場を訪れました、と後から聞きました。そして私も、こういう形で自分の考える「良い間取りの家」が上棟の日を迎えたということに、とても感動。

 

姫路の「木の事務所」、そして芦屋で間取りを担当させていただいたお宅、どちらも私にとっては初めての志事の仕方でした。自社施工でない志事、設計者としての志事。それも、詳細図面をつくったり確認申請を出したり、というのでなく、もっとコンセプチュアルな部分の志事。

 

自分で言うのはおこがましいことですが、でもこれらは私がずっとKJWORKSの木の家づくりを続けてきたなかで私の中に蓄積された、そしてそこから抽出されたエッセンスのようなものを活かした志事なのだと感じます。

 

自分なりに積み重ねてきた経験から得た私の「家づくりのエッセンス」が、KJWORKSでないつくり手とのコラボレーションによって、さらに多くのお客さまの「暮らしの実現」にお役に立てるなら、こんなに嬉しいことはありませんね。

 

幸いにして、今日の二組のお客さまは、とても喜んでくださっています。そうした喜びのサポートを今後もずっと続けていけたら。いまもそう強く想うのです。


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