最中と仕上がり

2016-02-21_020054146_C8CBC_iOS

〈現場見学と完成見学、それは一連のものだと考えています。〉

 

ご愛読、ありがとうございます。木の家づくり・暮らしのプロデューサー、山口です。

 

今日は「家づくりをお考えのお客さまに、KJWORKSの木の家を見ていただく」ということが連続してあった一日でした。私たちが何より大事にしている、木の家を五感で味わっていただくための見学です。

 

まず午前中は、宝塚市で大工さんによる木工事が進んでいる現場へ、お客さまをご案内。事前にKJWORKS本社「くらしの杜」にお越し下さり、そこでモデルハウスをご覧になって、今日はそのつくっている現場を見ていただく、という趣旨です。

 

冒頭の写真がその現場の様子。「家族の間」になる、L形になった間取りの部分です。ここに掃出窓(床までの窓)が3箇所もあります。L形になった左側がダイニング、真ん中がリビング、そして一番奥が畳の間の窓ですね。

 

畳の間は、床が階段一段分上がっていて、その段差にちょっと腰掛けたり出来るようになっています。そしてその段差に沿ってある二つの掃出窓は、上部を揃えることで畳の間の窓の方が背が低くなり、これが和室の落ち着きをつくりだす、という目論見なんですよ。

 

そうしたこの家の間取りの意味合い、耐力壁や断熱材の考え方などをしっかりとお客さまにご説明しました。そしてその後、こうお話したんです。「今この状態をよく見ていただいて、そして家が完成した時にもう一度見ると、とてもよく理解できますよ」と。

 

KJWORKSがやっている連続現場見学会「お家の勉強会」もそうですが、家はつくっている最中を見ておいた方が、出来上がった家を見た時によく理解できます。それは、その壁の中、床の下がどうなっているか、断熱や設備など、見えなくなったところがわかるから。

 

今日のお客さまもそれをよくご理解くださり、来週にある別のお宅の完成見学会にもご参加くださることになりました。ありがたいですね。そうして日をおかずに、記憶が鮮やかな内に、別々の段階にある別々の家を見るというのも、またとてもためになります。

 

そして午後からは、箕面森町での「E-BOX完成見学会」に参加。

2016-02-21_050505248_E9D2B_iOS

 

薪ストーブも焚かれて、とても暖かい見学会。写真には写っていませんが、合計9組ものお客さまがご参加くださいました。そして、実はこの家も、現場段階で一度見学会をしているんですよ。

 

ですから今日ご参加の皆さんは、冒頭の写真のようなこの家の現場段階を一度ご覧になっているわけです。ですから、やはりよくこの仕上がりの状態の意味がおわかりになったと思います。映像でE-BOXの建て方の様子も流したりして、より「つくった結果の今」を感じていただけるように工夫されていましたね。

 

よくこのブログに書くことですが、家づくりを本当に真剣に考えるなら、出来上がりの姿だけではなく、その中身、そのつくられ方こそ見て、知っておくべきことだと思います。そこにこそ、そのつくり手の思想が如実に表れるものだから。

 

つくっている最中(さなか)と仕上がった姿。本当に、どちらも是非見ていただきたいなあ、といつも思っています。「こうつくったからこうなった」「こうつくるためにこう考えた」というポイントがどの木の家にも必ずあるから。

 

そして、それをお伝えするのはまた、つくり手の歓びでもあるからです。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です