学びのリレー

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〈木の家の見学会では、お施主さまも語り手になってくださいました。〉

 

ご愛読、ありがとうございます。木の家づくり・暮らしのプロデューサー、山口です。

 

今日は、高槻市で完成した木想家の見学会が開催されました。私が土地探しからご一緒させていただいたお客さまの木の家です。いま、そしてこれから、私と家づくりをご一緒する方々が来てくださいましたよ。

 

私は、先週初めてお会いしたお客さまにも見学をおすすめしたので、そのお相手をするべく、午後から見学会場へ移動。冒頭の写真が会場の様子です。2階に「家族の間(LDK)」を設け、明るく風通しのよい空間となっています。白い壁や天井は全てローラー塗の漆喰。何とも言えない心地いい空気感です。

 

そこで新規のお客さまにKJWORKSの家づくりをご説明していたら、そこにまた別の、吹田で実施設計中のお客さまがお越しになりました。お、ちょっとお二組同時にお相手は難しいな、と思っていたら、そこに助け舟が。

 

それは、ちょうどその少し前に来られた、この木の家のお施主さまご夫妻です。吹田のお客さまとは、昨年10月にあった「阿蘇小国ツアー」で杉の産地を一緒に見学した旧知の仲。それでは、というので、出来上がったご自分の家について、私よりもずっと実感を込めて、ご説明くださいました。

 

それを見ていて思います。私たちつくり手がいくら言葉を尽くしてご説明するよりも、実際に住む施主が己の体験として語る言葉には、到底かなわないな、と。聞いている「住まい手予備軍」の方に、これほど役に立つ言葉はないでしょうね。

 

そしてまた、私がご案内している新規のお客さまも、その光景を見ておられます。これから住まい手となるご夫婦が、今まさに家の設計を進めているご夫妻に、家づくりのちょっと先輩としてその体験談を語っておられるのを。

 

さらに、設計中のお客さまに私たちが「お家の勉強会」の会場として使わせていただく話をしたり、それに対して「今までこれだけ見せていただいているんだから、それは断ったらいけないでしょう(笑)」と応えてくださっている、その光景も。

 

ああ、こうして、「最も家づくりの学びになるのは出来た家であり、つくられつつある家である」ということが、KJWORKSと一緒に家づくりをしてくださるお客さまの中で、先輩から後輩への学びの連鎖としてつながっていくんだ。そう感じて、何やら胸を熱くする私。

 

そもそも、自分の家の見学会に自分も「ちょっと顔出してみたいな」と思ってくださること自体がありがたいし、そこに参加する方々に実体験を語ってくださる、こんなに嬉しいことはありませんね。

 

それはまさに、家づくりという人生でも稀有な体験で自分が得た学びを、少し後からそれを体験する後輩に、リレーのバトンを渡すように伝えていくこと。そんな学びのリレーなんだと思います。

 

私たちつくり手も、一所懸命に取り組んだこの家づくりの話は出来ます。でも、施主として何千万円という大金を投じ、KJWORKSと共に家を実現するまでの、苦労や悩みも含めた経験談にこそ、同じ立場の方々に共感をもたらす力がある。

 

KJWORKSと木の家をつくった、つくっているお客さまには、そうしたことを積極的に語ろうと、伝えようとお考えの方々がたくさんおられます。お住まい訪問などは、まさにそのお心がなければ出来ないこと。

 

今日もそうした「学びのリレー」の一端をまた見ることが出来ました。これこそが、単にモノをつくっているのでなく、お客さまのために「家」をつくっていることへの、ご褒美なのでしょうね。

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