母たちの齢

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ご愛読、ありがとうございます。木の家づくり・暮らしのプロデューサー、山口です。

 

今日はちょっとまとまらない、とりとめない文章になることをお許し下さい。連休の最終日、ようやくお彼岸のお参りに行ってきたんです。

 

家族で私の祖父母と叔父のお墓に手を合わせ、下の娘に祖父母のことを説明していました。「お父さんのお爺ちゃんは、お父さんが13歳の時、お婆ちゃんは、お父さんが19歳の時に亡くなったんやで」と。

 

墓石には、祖父母の戒名と共に亡くなった年齢が書かれていて、その七十一という文字に眼が吸い寄せられました。祖母が71歳で亡くなったということにびっくりし、また色んな想いが浮かんだのでした。

 

私の母は、あと2年で71歳になります。幸いまだまだ元気で心配はありません。それよりも、19歳の私が感じた71歳と、今感じる71歳、その意味合いが大きく違っているという、そのことを。

 

私は母が20歳の時の子ですので、祖母が亡くなった時、母は39歳。祖母は亡くなる前にかなりの痴呆が入って、子供に戻っていました。その義母の相手を40前で独りでしていたんだ、ということにも。

 

正直に書きますが、19歳の私は、おばあちゃんが子供に戻ってしまったことが、不気味で、恐ろしかった。社会に出て年をとるにつれ、その時の自分の気持ちが、祖母に申し訳なくてなりません。

 

今でもお墓に対面するたび、そのことを想います。あの優しかったおばあちゃんに、自分はなんと酷い態度をとったのかと。これは私が一生かけて、祖母に謝りつづけることなんです。

 

そしてもし、いま母があの時の祖母のようになってしまったら、自分はちゃんと世話ができるだろうか、とも。そう思うと、元気でいてくれて、孫である子どもたちを慈しんでくれる、その有り難さが身に沁みて。

 

やはり、何が言いたいのかわからない文章でした。申し訳ありません。しかし、人は順に生まれ、順に死んでいくもの。せっかく一緒に生きているのだから、その間に祖父母、父母、子どもたち、孫たちとちゃんと関わりあっていたいですね。

 

私はその点に後悔をもって生きていますし、墓参りのたびに胸が痛みます。でも今日、71歳という年齢から更にそのことを深く想い、もうすぐその歳になる母への感謝も新たにできた。

 

それが今日、おばあちゃんが伝えたかったことなんかな。いま、この文を書きながら、そんな気がしています。


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