淹れる句読点

2016-03-22

〈木と漆喰の空間にワンポイントでキラリと光るデザインのモノ、ご紹介します。〉

 

ご愛読、ありがとうございます。木の家づくり・暮らしのプロデューサー、山口です。

 

昨日はお墓参りのことを書きましたが、そのあと午後にはKJWORKS本社「くらしの杜」にて、お客さまと実施設計の打合せをしていました。家づくりの打合せは、イメージしていただきやすいことを再優先に、KJWORKSモデルハウス「阿蘇小国杉の家」でおこないます。

 

打合せの少し前に着いて、モデルハウスを見て回っていたら、キッチンの人造大理石カウンターの上に、雪柳があしらわれていました。いやあ春だなあ、なんて、一気にとてもいい気分になります。花のチカラはすごいですね。

 

そして、雪柳の手前やカウンターの奥のほう、そして右側の棚の上にも、なにやら小さなポットのようなものが置いてあるのにお気づきでしょうか。カクカクっとしていて、台の上に載っているような形。ポットとはちょっと違う感じですね。

 

KJWORKSで扱っていて、実は私も購入を考えているこれ、ちょっとご紹介しましょう。これはエスプレッソメーカーです。イタリアの調理器具メーカー、RISOLI(リゾリ)社の製品で、名は『ZARINA(ザリーナ)』。なかなか洒落ていますよね。

 

ZARINAの使用法はこちら。台のような部分をはずして挽いた豆を入れ、セットして直火に掛けるだけと、とても簡単。私は、エスプレッソというのは機械で圧力をかけて、濃く抽出するものだと思っていましたが、こういうのがあるとは。

 

その本体は、ダイキャスト製法(高圧力鋳造)によって出来る高密度のアルミニウムだそうです。高い熱伝導と冷めにくい蓄熱性、歪みや反りへの強さなどを併せもっていると、メーカーのHPにあります。サイズは、1cup用、3cup用、6cup用の3つです。

 

KJWORKSがこの製品を扱っているのは、薪ストーブの上に乗せて使えるから、というところがポイント。ストーブのある木の家で、ストーブクッキングをした後、締めにエスプレッソ。なんとも優雅ではありませんか。

 

もちろん、コンロの直火でOK。私も事務所でよくパスタを食べているので、そのあとエスプレッソもいいなあ、と思っている次第。エスプレッソマシンを買うつもりはありませんが、これならサイズも小さいし、なによりとても洒落ています。

 

本場での飲み方はよく知りませんが、私にとってエスプレッソというのは、食のシーンに最後マル(句点)を打つようなイメージのもの。そこが普通のコーヒーとは違う、私なりの捉え方です。

 

そしてこの、木と漆喰の空間の中に色のポイントとして映えているインテリアのあり方も、その文脈の中に句読点が散りばめられているかのように感じられて、あ、おんなじや、と思ったのでした。

 

あくまで私の勝手な解釈ですが、モノのあり方にそうした二重写しのような共通点を見いだす、というのは、愉しいものですね。モデルハウスで一人、思わずにやついてしまいました。

 

暮らしの色んなシーンにうまく句読点を打つことで、この一区切りの時間や空間をより鮮やかに心の中に切り取ることができる、そんな気がします。このZARINA、どうやら私にとっての魅力がさらに増してしまったようですよ。

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