自分のキャンバス

2016-04-21

〈久しぶりにご訪問した木の家、まさにお好きな暮らしが描かれていました。〉

 

ご愛読、ありがとうございます。木の家づくり・暮らしのプロデューサー、山口です。

 

昨日は木の家の現場での打合せのことを書きましたが、そのあと、午後には池田市に向かい、スタッフ竹口と共に住まい手さんのところへ伺って、「2年点検」をさせていただきました。

 

KJWORKSでは、建具の反りによる不具合などの「初期不良」をチェックし対応するため、1年点検、2年点検を全戸実施します。そうした不具合がだいたい2年くらいまでに集中するためで、以降はお客さまがお気づきの際にご連絡いただいて駆けつける、という方法を採ります。

 

このお宅は、私が芦屋に移る前に営業と間取りを担当した木の家。お客さまは私の母と同い年で、同じく現場担当の大村とともに「池田のお母さん」という感じで仲良くさせていただきました。実は1年点検には私は伺えなかったので、久しぶりにお会いできた感じ。

 

そして今日の冒頭の写真は、この家の階段のところにある飾り棚です。小さな、でも木の家によく似合うグッズが可愛らしく飾ってあって、なんだかとても微笑ましく、思わずシャッターを切りました。

 

設計で、階段の壁側には手摺をつけ、反対側はどうするかという打合せをしていた時、こちらから「落下防止の柵をつけましょうか」というご提案をしました。そうしたら、そこにモノを飾るところがあればというお話があった。そのことを思い出しながら、この棚を見ていたんです。

 

昨年来ていないので、この棚に実際こうして可愛いモノたちが飾られているのを見るのは初めて。とても嬉しいものですね。向こう側の柱にもリースが飾られ、鉢植えも上から吊られていたり。写っていませんが、左側の下足入れのカウンター上にもたくさん。

 

そして「憩いの間」もこんな感じです。緑や自分の好きなモノたちを身の回りに飾り、一緒に暮らすのがとてもお好きなんですね。この丸いテーブルで、久しぶりに楽しくお話をさせていただきました。

2016-04-20_-2

 

こうして住まわれている木の家にお邪魔すると、みなさんそれぞれにご自分の好きなモノを上手に家の中で飾っておられます。私には思いもつかないデコレーションになっていることもあったりして、そうした驚きもご訪問の楽しみのひとつです。

 

家は暮らしのキャンバス、なんて言い方がありますが、それは、住まい手さんが自分たち家族の暮らしをそこに描く、その画面となるもの、という意味での表現だと思います。

 

絵よりキャンバスの方が出しゃばってはいけない。しかし、粗悪なキャンバスでは、思い通りにそこに色を載せていくことが出来ない。その意味でキャンバスの質はとても大切だし、家をつくるとはまさに、日々の暮らしを心地よく載せることができるキャンバスを、その載せる暮らしの側から考えてつくることに他なりません。

 

そして、写真のようなこうした「飾る」ことも、自分の好きなモノを暮らしの中に配することで、暮らしを心安らかにする意味があると感じます。そうしたモノたちの場所をしつらえることは、自分という存在を家というキャンバスのあちこちに散りばめているよう。

 

出来て2年、この木の家もみごとに「池田のお母さん」の家になっていました。キャンバスに絵が描かれていく様子を時々こうして絵描きさんと一緒に愉しむことが出来るのだから、いや、我々はとても恵まれたキャンバス職人、ですよね。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です