好みこそ貴方

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〈中学生になった次女の椅子選び。4年前の光景がだぶるような時間になりました。〉

 

ご愛読、ありがとうございます。木の家づくり・暮らしのプロデューサー、山口です。

 

今日はちょっと家族との時間をもって、淀屋橋へとでかけました。うちの末っ子が中学生になったので、これから使う木の椅子を選びに行ったんです。場所は、飛騨高山のメーカーさん「柏木工」さんのショールームです。

 

この1月末にも、このブログで「椅子の替えどき」と題して書きましたが、我が家では子どもが中学生になると、椅子を買いに行くことになっています。「高さが調節できる子供椅子」を卒業して、一生使える無垢の木の椅子を自分で選んでもらうんです。

 

長女と長男はそれぞれ7年前、4年前に同じくここで椅子を選びました。そして今回は末っ子である次女の椅子。そしてそれと併せて、21年使ってもう壊れる寸前の私自身の椅子の買い替えもすることにしたんです。

 

冒頭の写真は、奥さんと次女が色々な椅子を座り比べているところです。奥さんはまだ買わないと言っていたけど、一緒に楽しんでいましたね。柏木工で選ばないといけない理由はないのですが、上二人と合わせて、不公平にならないように。ダイニングチェアの種類も多いし、うちの木の家と合っていると思いますので。

 

実は4年前、長男が椅子を選びに来た時には、当時3年生の末っ子もついてきていました。その時に彼女が「私だったらこれがいい」と言っていた椅子があって、それは長男が選んだ「シビル」とは違うものだったんです。

 

本人はここに来たこともなかば忘れているようでしたが、私はそれを覚えていたので、今日彼女が何を選ぶか、前回のことは言わずに興味津々で見ていました。そうしたら、やっぱり4年前と同じ椅子を選んだので、ちょっとびっくり。

 

実は、兄弟3人の中で、次女が一番「渋い」好みをしています。木の椅子を買う時は、その椅子専用のクッション(座布団)も布地を選んでつくるのですが、椅子そのものも、その布地も、もっとも渋いというか、落ち着いたモノにしていましたね。

 

それともうひとつ、彼女が一番、「他のひとと同じはイヤ」と言います。本人いわくは、自分が一番お父さんに似ているのだそうですが(笑)。そういえば4年前も、兄が姉と同じ椅子を選んだ時、「なんでお姉ちゃんと一緒のにするん?」と言っていたなあ。

 

なんというか、こうした「好み」、人の志向(あるいは嗜好)というものは、だいぶ早くに出来上がるものなんだなあ、そう思いました。もちろん多感な時期を通じて色々と揺れ動くのでしょうが、その芯というか、根本の部分は早くに出来て、あまり変わらないのでは、と。

 

そう感じてから自分のことを振り返ってみても、あまり子供の頃から変わっていない気がします。ううむ、確かに、なるほどなあ、なんて妙に納得したりして。

 

でも、もしそうなら、彼女の好みがこれからもさして変わらないものであるなら、今日選んだ椅子は、きっと私の思惑通り、ずっと使ってもらえそうですね。というか、「一生もの」というようなものは、そもそも人の好みが大きく変化しないからこそ成立する、とも言えそうです。

 

渋好みの末っ子が選んだ椅子、果たしてちゃんと一生ものになるか。その検証は私には出来ないのが残念ですが、せめて今日一緒に選びに来たこと、この親子の時間は、忘れないでいてほしいものですね。


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