土と草のかおり

2016-05-04

〈雨上がりの朝、土と草と格闘しつつ、新緑の候を愉しみました。〉

 

ご愛読、ありがとうございます。木の家づくり・暮らしのプロデューサー、山口です。

 

三連休、させていただいております。今日は、天気予報とにらめっこしながらタイミングを狙っていた予定を、朝から敢行しました。冒頭の写真がその成果、自宅の庭の雑草引きですね。

 

昨日の夕方から夜にかけて、雨がありました。土から雑草を抜くのは、なんといっても雨上がりが一番。そして今日は朝から晴れたので、よし!とばかりに朝ご飯もそこそこに一気に頑張りました。暑くなる前のほうが作業も楽ですもんね。

 

我が家はリビングが2階にあるので、1階南側の庭は、いつも見ているわけではありません。ですから、特にこの季節は植物の生命力が旺盛ですし、しばらく忙しくて放ったらかしになっていると、もうまさに草ぼうぼうという事態に。

 

奥さんがしてくれていることが多いですが、私も今日のように休める日にはなるべくやるようにしています。いまは新緑の季節、庭の樹々のご機嫌うかがいも楽しい時季ですから、ちょうどいいですね。ちなみにとりかかる前は、こんな状態。

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可愛い白い花もたくさん咲いていて、ちょっと可哀想なのですが、でも本来植えている樹々のほうがやっぱり大事なので、心を鬼にして頑張ります。朝7時半から10時前までの約2時間ほどで、冒頭の写真のようにすっきりと綺麗になりました。

 

やはり思った通り、樹々の葉も美しいし、南天や山帽子には蕾も出ています。そしてまだ青い枇杷の実も成ってきていました。それらを見ながらの作業は楽しいですが、なんだか久しぶりに土に触ったような気がして、そのことが自分でも意外でした。

 

夏場の草いきれ、とまではいきませんが、雑草を抜きつつ進んでいくと、草のにおいがしてきます。そして、雨上がりの濡れた土のにおい。こうした香りを鼻で感じるのも久しぶり。それだけ普段土や草に接しないで生きているんだなあ、と思いましたね。

 

私が作業していると、朝ご飯を終えた子どもたちが様子を見に来ます。「お父さん、虫とかおらへんの?気持ち悪くない?」と聞くので、「ダンゴムシとかハサミムシがいてるよ。なんも怖いことないで」と答えましたが、手伝ってはもらえませんでした(笑)。

 

でも、私と子どもたちとのこの一世代で、こうした庭にいる虫やナメクジなどに対する感覚が大きく違っているんだなあ、と感じました。そうした自然教育というか、自然に親しむような時間をあまりとってあげられなかったことを、反省する時間でもあったんです。

 

こうした土を堀った時のにおい、草のにおい、樹々の若葉の香り。私が子どもの頃はまだまだそうしたことを感じながら遊ぶことが多かったのですが、今は自然公園などに行ったとしても、こうして土を掘ったり草をむしったりは、しませんもんね。

 

私が志事でおつきあいをさせていただいている「森のほいくえん」さんのように、屋外で自然と親しむことに重きをおいた幼児教育をさせているところが、最近増えていることを感じています。ムッレ教育など、北欧などはずいぶん進んでいるようですね。

 

私自身が、自然の息吹をからだで感じたのが久しぶりという体たらくですけれど、やっぱりいいものです。しかし、それを成長過程において体感していなければ、そうは思わなかったかもしれない。そう感じました。

 

自然と親しむ暮らしは、子どものうちに身体に染み付いた記憶もその大きな契機になるはず。木の家をつくるものとして、そうした自然教育の方々とももっと関わっていければ、と思いつつ、うちも次回の草引きは子どもたちと一緒にやろう、と誓った次第です。


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