場のおよぶところ

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〈今日の画像は、「まんまるみかん」さんのHPより使わせていただいております。〉

 

ご愛読、ありがとうございます。木の家づくり・暮らしのプロデューサー、山口です。

 

今日は朝から、冒頭の写真の場所へ。甲子園にある「まんまるみかん」です。マネージャー 橘弥恵子さんからご招待をいただき、ある集いに参加するためでした。

 

「2016ゆるシンポジウム ~場づくりする人たちの勉強会~」という集まり、略して「ゆるシンポ」。もう5回目だそうですが、私も何度かご招待いただき、出席しています。昨年夏の時のことは、このブログにも「場づくりの集い」として書きました。

 

招待されるメンバーは橘さんの「嗅覚」で決められる?ようで、今回も自治体の方、コープの方、民間の大きな企業の方、個人でレンタルスペースやコワーキングを運営される方と、その顔ぶれは様々。その面々をつなぐキーワードが「場づくり」ということなんですね。

 

今日も橘さん、そして相棒のかお凛、ご参加の方々の色んな話が聞けて興味深い会になりました。でも、実は会が始まる時点では私はこう思っていたんです。自己紹介の時に皆さんにも申し上げたのですが、自分はこの中でちょっと「変わりダネ」のヒトだろうなあ、と。

 

私は自分の事務所を「木の空間」と呼んで、セミナー会場などに使ってもらっていますが、それが私の志事ではありません。それは木と漆喰の空間の心地よさを色んな方に知ってほしい、という想いを実現するために、私が考えだした方法です。

 

その点がきっと他の方々とは違うので、それが「場づくり」と呼べるのか、正直ちょっと自信がなかった。しかし本音を言えば、本来の志事ではないからこそ、純粋にその想いを利用者の方々に素直に伝え、それを広めていけるという効果もまたあると感じています。

 

今日のメンバーの皆さんも、それぞれにまた違ったかたちで、「人が集まる」ことに向けて活動をしている、あるいはこれから始める、という方々なのだと思います。公と民の違い、職種の違いはあれど、大元のその点に違いはない。

 

ということは、根本的に言えば一緒か?別に変わりダネというわけではないのかな?なんて、ゆるシンポの時間の中でも、帰り途でもつらつら考えていたのでした。

 

そして、これを書いている今、こう思っています。ゆるシンポのテーマである「場」とは、きっと場所や実際の部屋のことではないんだろうなあ、と。「磁場」「重力場」なんて言葉を書くと非常に理系な感じですが、その意味での「場」であろうと。

 

その意味は「あるものを中心にし、その力が及んでいると考える、その空間」といった感じ。どちらかというと「範囲」というニュアンスですね。そうした「場」ではないかと。

 

「場」の中心に位置する「あるもの」が、そのスペースの目的、方法、運営者自身のミックスしたもの。「魅力」という名のチカラと言ってもいいでしょう。そしてそのチカラに共感、共鳴した人は、既にその「場」の中にいて、その「場」を広げていってくれる。

 

そういう風に考えると、私にはとても腑に落ちてすっきりです。自分のやっていることも、そうだと言えるから。私の場合のチカラは木の空間の素晴らしさであり、偉そうな言い方ですが、ものづくりのパートナー候補としての私自身です。

 

ゆるシンポで橘さんが言っておられました。「ノウハウを教える講座はやりたくない」と。それも上の考えに立つとわかる気がします。ノウハウ以前に己のチカラをまず自身が掴んでおかないと、それを中心とした「場」を大きくすることはできないから。

 

まんまるみかんの一連の活動が向かうところは「街コミュニティ」だそうです。「場」は実際の空間の大きさではないのですから、きっと街全体に広がることも充分に可能でしょう。年間一万人近くが訪れるという、まんまるみかんのチカラをもってすれば。

 

「場」のおよぶところは、チカラに応じて空間を超え、拡散する。次回もご誘いいただけたなら、今日よりずっと納得の顔をして参加できそうな気がしている、今の私です。


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