愛着をさがす

2016-05-30

〈素敵な見栄えの洗面カウンター廻りは、KJWORKSとお客さまのコラボです。〉

 

ご愛読、ありがとうございます。木の家づくり・暮らしのプロデューサー、山口です。

 

今日も、見学会をさせていただいたお引渡し間近の木の家から。広い「家族の間」以外にも、素敵な場所がいっぱいありますので。そして冒頭の写真は、このお宅のキッチン近くにある洗面台です。

 

洗面室の中ではなく、オープンな場所にあるので、見た目を意識しています。とても洒落ていて、洗面台という言葉が似合わないくらいですね。木のカウンターと、そこに据えられた置き型の磁器のボウル。鏡の下の間接照明がまた憎い(笑)。

 

最近はこうした、カウンターに嵌めこむタイプでなく、ポンと置くタイプのボウルが増えています。そしてそのつくり手も、非常にたくさん。嵌め込み式よりもサイズなどが自由になりやすいので、器のつくり手さんが洗面ボウルに参入してきているのでしょう。

 

そうした風潮もあるので、私どももこのような、用途優先でなく見た目を意識する洗面カウンターの場合は、ボウルのセレクトをお客さまにお任せしたりしています。このボウルも、お客さまのセレクト。素敵な空間のアクセントになっていますね。

 

「色んなモノが売っていますので、お好きなのを探してみてください」とお願いして、いいのを探してもらいます。今はネットでもいっぱいありますから。そして、セレクトされたものに合わせて、水栓の蛇口を決めていく。

 

実はこの蛇口もすぐれもので、先っちょを廻して水を出すので、ボウルの外に水がこぼれにくい。木のカウンターを使うのですから、そうしたことはとても大切。しかも見た目もすっきりで、いい器具です。

 

そしてもうひとつ、天井吊りの照明器具も、なかなかいい感じ。これは奥さまのセレクトだとお聞きしました。ちょっとレトロなその雰囲気が、ボウルとも素敵なマッチングですね。鏡に写りこむその見え方は、きっとこの家をご訪問されるお客さまにも喜ばれることでしょう。

 

この器具は私たちがお見せした器具メーカーのカタログからのセレクトですが、照明器具というのも巷にはたくさん売っていますね。家族の間に付けるような大型の器具はともかく、こうした小さな場所の器具は、洒落たものがたくさんあります。

 

私たちは家づくりのプロですが、でも、家の中にいくつかは、こうしてお客さまがご自分で探してこられるパーツがあっていいと思っています。何から何までこちらから提案、というのでは面白くない。だって、お客さまと一緒に家づくりしているんですから。

 

設計の時にお客さまに投げかけておいて、探してもらう。で、「お、これを選ばれましたか!」「じゃあ、ここはこうしたらどうですか?」なんて会話を、一緒に楽しむ。そんな家づくりがいいなあ、と思うんです。お互いにお互いの反応が楽しみな、そんな家づくりが。

 

そしてそういう過程を経ることで、お客さまにも家への愛着をより育んでいただける、そうも感じます。私などは、家を永く遺すために最も大切なものとは、愛着という名の家への愛だと思っていますので、これはとても大切なことですね。

 

実は私も、このボウルと水栓と照明器具が全て付いたのを見たのは、昨日の見学会がはじめてでした。この雰囲気こそ、他のどの家にもない、この家の住まい手さんと私たちとの、コラボレーション。それを噛みしめるように、しみじみとこの光景を眺めていたのでした。

 

 

 

※書き終わってから気付きましたが、今日は弊社設計部隊の、ライフオーガナイザーでもあるスタッフ・和田が、同じ洗面カウンターのことを書いていました。よろしければそちらも是非に。

洗面化粧台のカタチ 実例編


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