いきづく収納

2016-06-16

〈梅雨の時期、家に「呼吸」があると、過ごしやすさが違います。〉

 

ご愛読、ありがとうございます。木の家づくり・暮らしのプロデューサー、山口です。

 

今日は一日ずっと雨ですね。まさに梅雨本番という感じ。そして、これは以前に書いたことかもしれませんが、毎年この梅雨の時期に思うことがありますので、そのことを少し。

 

昨日はお休みをいただいていて、家に居ました。私の自宅は土佐の杉を使った木の家で、壁は白い漆喰塗り。いつもこの梅雨のころ、こうした木と漆喰の家の過ごしやすさというものを、最も感じます。

 

床、壁、天井が全て呼吸をし、湿気を調整してくれていると、部屋の空気のベタつきを感じません。さらっとしている。ですから雨で気温が上がらない日は、窓を開けない方が空気が心地いい。

 

部屋の湿度が外よりも低いということは、体感温度も下がっているのでしょうね。。朝から窓を閉めていて、ちょっと用事で外に出た時に、外の空気が「むわっ」と一気にきて驚くこともあったりします。

 

そして、今日の冒頭の写真。ここは私の自宅の脱衣場兼洗面室。そこにある造付収納です。ここに家族全員分の下着やハンカチなど小物のストック、そしてタオルやバスタオルのストックが入っています。

 

部屋が狭いので全体を撮ることが出来ていませんが、下から引き出しが五段あって、一人一段の割当てです。そしてその上は、オープンな棚が三段。そこに無印良品のラタン籠を6つ並べて、収納に。

 

この無印良品のラタン籠は、色合いがよく丈夫。ちょっと値段は張りますが、便利なものです。私はもうこのラタン籠ラインナップの寸法を憶えてしまっているくらい。そしてこの収納も、奥行360、間口は260が3つ、このラタン籠に合わせたサイズです。

 

引出しというのは、目線より下でないと中の物が見えません。それより上はこうしたバスケット類を使って物をしまうと、取り出しやすいし、さらに通気もよくて、洗面所の収納にはもってこい。私も、むしろ全部バスケットにしてもよかった、と思っているので、お客さまにはそうお薦めしたりしますね。

 

また、写真右側にちらっと見えるのは浴室への入口で、お風呂は基本的にほぼ24時間、換気扇がまわりっぱなし。そうすることでよく乾くし、カビもきません。そして木の家が調湿してくれた空気が、換気扇に引っ張られて洗面所まで入ってきますから、収納も含めて湿気ない。

 

「換気」というのは、大きな意味での家の「呼吸」だと言えます。浴室の換気扇ひとつをまわしっぱなしにして、外へ息を吐く。そして家全体のわずかな隙間から外気を吸う。

 

その外気との呼吸に、木の家そのものの調湿という呼吸を組み合わせる方法が、特に梅雨時期には効果を発揮します。そして収納のあり方も、家の呼吸となじむよう通気性をもたせ、いわば「息づく収納」にする。それはとても自然なことですね。

 

なお、木の家でなくても、換気という「呼吸」とこうした「息づく収納」とを組み合せた暮らし方は、家の湿気を追い出してさっぱりと暮らすための役に立つはず。お風呂のカビ対策もなって一石二鳥の「強制換気とバスケット」、試してみられてはいかがでしょうか。

 

※なお、無印良品のラタン籠は、現在は縦に積めるように底部に段が設けられています。昔のこのすっきりとした形が好きだった私にはそれが残念であること、書き添えておきます。


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