ありそうでないもの

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〈生活者の視点で考えた「つみきばこ」の試作が完成。これから皆さんのご意見お聞きしたいです。〉

 

ご愛読、ありがとうございます。木の家づくり・暮らしのプロデューサー、山口です。

 

このブログで何回かご紹介をし、「上げ底BOX」と呼んでいたモノ、いよいよ待ちに待ったその試作品が出来上がってきました。今日もまた写真たっぷりで、そのご紹介をしたいと思います。

 

私が今回「ものづくり」のお声がけをしたのは、ライフオーガナイザー・中村佳子さん、そしてライターの熊田美佐さん。それぞれにプロであり、かつ主婦、母親としての生活者でもあるお二人と共に、私の事務所にあるプロトタイプを元に意見を出し合い、考えぬいてきたモノです。

 

想い入れのあるこの家具、「つみきばこ」という名前にしようと思っています。木の箱を積んで使うから、つみきばこ。熊田さんによる命名、可愛くて語感のいい言葉ですね。

 

では早速「つみきばこ」がどんなものか、ご紹介していきましょう。その基本コンセプトはこう。“暮らしの中で見せたくない『配線』を隠しながら別の用途をもち、インテリアに美しく溶け込む小さな家具”。

そして「つみきばこ」は、2種類のハコと2種類のイタから成っています。そしてその組合せによって色んな用途を選ぶことができる。

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このように、基本の主旨はACアダプタなどの「美しくない」配線を隠してしまうもの。ハコ最下部に配線が通る切り欠きが4つあります。

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そして上げ底のイタを入れれば、邪魔者は見えなくなります。

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ハコを一段で使う場合、このように上部は物入れに。蓋のイタは、空けておく時には横に立てられます。

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そして、イタで蓋をすればすっきり。

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穴の空いたイタを使えば、このようにペン立てとティッシュケースとしても。

 

次は2段づかいの場合。KJWORKS阪神「木の空間」にあるのはこのタイプです。

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配線を隠した後、ハコを2段に積んで、

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中に入れたのは無印良品の「トイレポット(700円)」とティッシュ(3箱積み)。ティッシュの下に別のケースを入れることも出来そうですね。

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そして冒頭と同じ写真。くず入れとティッシュケースというバージョンです。

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さらに、無印良品の「アクリル仕切りスタンド(1200円)」を置いてからハコを積めば、

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ファイルケースにもなります。このままイタで蓋をすることも。

また別の使い方として、

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上げ底の高さを大きくすれば、下部には無線LANのルーターなど、背の高い機器も隠せます。その場合は写真のように、ハコの中央に配線と電波用の穴を見せることが可能です。

 

「つみきばこ」の使い方はこんな感じですが、やはりそのポイントはウォールナット材を使った上品な仕上がりでしょう。「配線隠し」という用途のグッズは今までもありますが、樹脂で出来ているそれらは、インテリアの一部に美しく存在する、とは言い難い。

 

私がつくったプロトタイプは、配線隠しの応用で思いついたもの。でも実はこうした、外観と用途がともに良いモノというのは、世にありそうでない。木の家や家具をつくっている者としてそこに気づくことが出来たのは大きな収穫でしたし、それがこの「つみきばこ」制作の原動力になっています。

 

しかし、まだこのプロダクトは試作が出来たばかり。これから色んな方に見ていただいてご意見を頂戴し、さらに「どんなものが求められているのか」を模索していきたいと思います。皆さんへのご提供の仕方も併せて考えつつ、価格もそれによって決まってくるでしょう。

 

PCや無線LAN関係、あるいは水槽のポンプなど、暮らしの中で必要だけど、見た目がよろしくない「配線類」。それが気になるけどどうしたらいいかわからない、そんな方にこそこの「つみきばこ」を触ってみていただき、ご意見をお寄せいただきたいです。

 

今までありそうでなかったモノ、ついに形になりました。これからはつくり手3人から皆さんへ、広くお伝えをしていく段階です。ご興味おありの方おられましたら、どうぞ挙手にてお知らせをお願いいたします(笑)!


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