次代へ手渡すもの

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〈異業種交流の会で、以前から共感していた方に思いがけず出会えました。〉

 

ご愛読、ありがとうございます。木の家づくり・暮らしのプロデューサー、山口です。

 

昨日、KJWORKS阪神では「芦屋で素志活!」という会が開かれました。プレシャスアカデミーの永里真由美さん主催の異業種交流会で、その名のとおり素敵な志をもって活動されている方々が集う会です。

 

素志活、とはもうひとつ「鮨」にかけてあって、「出張鮨 須澤」の須澤さんが来てくださいます。美味しいお鮨をいただつつ各々の活動を自己紹介し、意見交換し、交流を深めるという、美味しく楽しく学ぶ会なんですよ。

 

私は、会場として「木の空間」を使っていただいているという役得で、毎回この会にご一緒させていただいています(笑)。そしてその都度お越しになる素敵なゲストの方々との、嬉しいご縁をいただいている次第。

 

そして昨日の会、事前に永里さんから参加メンバーへFacebookメッセージが。この複数名へのメッセージで、私はご参加の顔ぶれを知り、そして毎回それが楽しみ。そして特に今回は、思わず「あっ」と声が出ました。

 

それは、以前から気になっていた方、その素晴らしい活動に私も共感していた方が、メンバーにおられたから。永里さん、あの方ともお知り合いなんや、と私が驚いたその方は、「宝塚すみれ発電」の井上保子さんです。

 

宝塚すみれ発電、ECOなことに関心がおありの方は、あるいはお聞きになったことがあるかもしれませんね。「エネルギーの地産地消」を目指してつくられた会社ですが、「非営利型株式会社」と謳っておられます。名前も素敵ですが、そこがまず面白い。

 

その母体は「NPO法人 新エネルギーをすすめる宝塚の会」。今日の冒頭の写真は、すみれ発電のHPから拝借した画像ですが、このような「市民発電所」を地元・宝塚市につくっておられます。そして国や県によるさまざまな補助事業に採択されながら、それを推進している。株式会社であるすみれ発電は、このような事情から生まれたのでしょうね。

 

そして、地元自治体である宝塚市にも働きかけ、「再生可能エネルギーの利用の推進に関する基本条例」という条例までも制定させています。私は以前からこのような活動が「すごい!」と感じていて、一体どういう人がやっておられるのか、と思っていたんです。

 

KJWORKS阪神が担当させていただく阪神地域では、宝塚市に最も多くの木の家が建っています。その数20軒超。そうしたたくさんのお客さまが住まわれている地域だということもあって、このすみれ発電さんの動きには注目していた、というわけ。

 

そして昨日、思いがけずお会いできた井上さんは、想像していたとおりの熱い語り口の方。そして他のゲストの皆さんと一緒に、美味しいお鮨をいただきながらたくさんの話題を語り合った中で、色んなことを感じさせてくれる人物でした。

 

なんといってもその「再生可能エネルギーでまちづくり」という強い想い、それを官民問わず巻き込んでいく力。それらを包み込むような、地域や人々への大いなる優しさ。そして「自然な、安心できる暮らし」への眼差し。

 

井上さんは暮らしのインフラである「電力」という土俵で、そんな安らかな暮らしを地域に増やすことに取り組んでおられる。少し方法は違いますが、私がやっている木の家づくりと共通するものも、大いに感じられたのです。

 

そして、他のゲストの方々からも色んな想いのお話も多々あって、話題は尽きず。でも、徐々にあるひとつの想いへと収束していくように思われました。皆の中に重なってあったと感じられたもの、それは「子どもたちに少しでも良い世界を手渡す」ということ。

 

人口減少社会、高齢化社会の中で、いま子どもたちには素敵な未来が見えていない。人が生きるにおいて大切なものも、上手に掴めていない。ジャンルは違えど、皆さんそうした想いを抱えてらっしゃる。それをそれぞれに、それぞれの道でなんとかしたい、とも。

 

井上さんがおっしゃいました。「どんなやり方でもいいんです」と。自分もたまたま電力というジャンルでそれに従事することになった。皆がそれぞれの道で、同じ想いをもって、次の世代に何か「安心」を届けてあげようよ、と。

 

昨日お会いできた皆さんも、まさに素晴らしい志を活かして生きている方々でした。そんな交流の時間に、私もまた己のやっていることの意義を見つめなおすチカラをいただいたと、いま感じています。

 

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今日は最後に、井上さんの言葉を引用させていただきます。宝塚すみれ発電から市民が電力を買えるのは2020年。そこへ向けて邁進しておられる井上さん、私も出来ることで応援してまいります。

 

原発に頼らずに暮らしたい。そんな思いを一歩進めて2012年の冬に、みんなで電気を作る仕組みを作りました。宝塚すみれ発電所はエネルギーの地産地消を目指す小さな市民発電所ですが、これをきっかけに、再生可能エネルギーを活かしたまちづくりが大きな流れになっていくことに期待しています。私たちの思いを未来につなげていきましょう!


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