緑ゆれる部屋で

2016-08-19

〈緑を取り入れた空間のご提案に、こんなやり方はいかがでしょうか。〉

 

ご愛読、ありがとうございます。木の家づくり・暮らしのプロデューサー、山口です。

 

今日は何やら可愛らしい植物たちの写真が登場しました。いま私がちょっと気になっているこういうもの、「ハンギングプランツ」と呼ぶのだそうですね。その名の通り、吊り下げられた植物たち。

 

先日、今日と同様にいくつもの写真を横に並べてブログを書きました。その時は天井まである大きな本棚の写真たちでしたね。お客さまがつくりたい「子どもたちが集う空間」のイメージとしていただいた画像でした。

 

そこから、「木のライブラリー」とも言えるような空間づくりの検討が始まったのですが、実は今日のハンギングプランツたちも、その空間のご提案に盛り込もうとしているものなんです。

 

実は今回、お客さまからは大きな本棚と併せていくつかのご要望がありました。ひとつは「植物を空間に取り入れたい」。そして「アイアンの色合いが似合う空間に」。そして最後に「ここに集う子どもたちの夢が膨らむようなシカケを」。

 

大きな樹木を部屋の中に植える!?そんなお話も飛び出したりしたのですが、ちょっとスペースの容量から考えてもそれは厳しそう。樹も陽があたらなくて可愛そうですしね。

 

そして、お客さまのお話を元に色々と考えて、ふと私が思いついたのが、このハンギングプランツでした。これを上手に使えば、子どもたちが集うこの空間に緑を散りばめ、彩りをあたえることが出来るのでは、と。

 

例えば、本棚と本棚の間に板張りの壁を「柱」のような感じでつくります。そこから冒頭の写真にあるようなアイアンの長いフックを出し、そこに鉢植えを吊る。いくつも、高さと位置を変えて。

 

高さを確保することで子どもたちが取り外せないように出来ますし、棚に鉢植えを置くよりも危なくないですね。何より、子どもたちの目線が床ではなく、上の方に向いてきそうなのが良いなあ、と。

 

板でつくった「柱」が空間の中に何本も立ち、そこに緑が吊られて揺れている。天井からも吊って「柱」の周りに緑を散りばめ、本当の樹木がイメージできたら面白いなあ。そんなことを想像しました。

 

無垢の木とアイアンもその素材感がうまく調和しますし、木と植物は当然相性がいい。こういう組合せで緑を見せ、しかも危険が少ないように出来れば、かなりこの空間の性格に合った安らぎのインテリアになってくれそうな気がします。

 

ということで、その案を図面にまとめ、週明けにはご提案となります。今日の冒頭の写真たちは、そのご提案時にお持ちするために集めていたというわけなのでした。

 

普段の木の家づくりでは、こうした観葉植物のことなどは住まい手であるお客さまにおまかせして、私たちは暮らしのキャンバスとしての家づくりに専念することが多いです。

 

でも今回のこの空間は、「放課後ルーム」的なもの。用途と利用する子どもたちの姿が見えているということで、それをふまえたグリーンを取り込んだ空間のご提案まで、少し踏み込んでみた次第。

 

あちこちに緑が吊られて、そこはかとなく揺れている、そんな木の空間。自分ではなかなか居心地がよさそうと感じるのですが、皆さんのご感想はいかがでしょうか。

 

無論お客さまの反応も気になるところではありますが、まずはこの短期間で、自分自身が良いと思える提案に辿り着くことが出来たので、まずはOK。あとは自分の言葉で、その心地よさをお話してきましょう。

 

こうした空間のご提案は、ご要望を取り入れながらも、やはり自分の価値観をお客さまにお伝えすることに他なりません。良い案が出来て、それをお話するのが楽しみな時、やはり自分はものづくりの人間なんだなあ、と感じたりしますね。


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