納得できるガラス

2016-08-28

〈木の家に採り入れるステンドグラスの素材や事例を楽しんできました。〉

 

ご愛読、ありがとうございます。木の家づくり・暮らしのプロデューサー、山口です。

 

昨日のことになりますが、お客さまにご同行して、久しぶりにステンドグラス工房「アトリエ・アゴ」さんへ訪問してきました。設計担当の平野も一緒です。

 

お客さまとアゴさんへご一緒するその用件は、現在大工さんの木工事が現場進行中の木の家に、ステンドグラスを取り付けるお話。引戸などの建具に、ステンドグラス入りの窓を設ける予定なんです。

 

お相手くださるのは、ステンドグラスのデザインから制作まで全てをこなしておられる小林さん。もう、まるでセンスの塊のような方で、今まで私もそのご提案が「はずす」のを見たことが無い、というくらい。

 

私の事務所「木の空間」の入口ドアにも、小林さんの手になるステンドグラスが嵌っています。ステンドグラスそのものに「KJWORKS」の文字を入れるという画期的なアイデアに、私も感動したものでした。

 

今回も、まずはお客さまのご要望、お好みを聞き、それに沿った今までの制作事例について写真を見ながらお話されます。そして次に実際の素材である色んなガラスを見ながら、イメージを共有していくんですね。

 

冒頭の写真はその一コマ。まずは群青色のとても美しいガラスが登場しました。ガラスそのものにも流れるようなテクスチュアがあり、しかも色がグラデーションになっている。私の大好きな色でもあるので、思わず惚れぼれと眺めてしまいました。

 

そして色んなガラスを出してきては、お客さまの印象をお聞きしながら、徐々にイメージを絞っていきます。冒頭の写真の右半分に写る棚には、すごい種類と量のガラスがストックされているんですよ。こんな風に。

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棚に並んでいるだけではわかりませんので、話をしながら徐々に的を絞り、良いモノを出してきて下さいます。それぞれに個性的な美しさをもつそれらを作業台の上に並べて見比べるのは、とても楽しい時間。今回はこんな感じで並びました。

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いやあ、どれも本当に美しい。お客さまも目移りされているご様子。でも全てその場で決めるのではなく、いくつかに絞ったら、あとは写真を撮って検討しておいてください、となります。ガラスはまとめて置いておきますから、と。

 

この、その場で決めてしまわないやり方も大事ですね。一般の方には、そうそうスパっと決めることは難しいですから。また家で落ち着いて考え、そのうちに小林さんからデザイン画も届き、それと併せてまたじっくりと考える。

 

「デザインを決める」ということについての「不安」を少しずつ和らげていく方法を、アゴさんはよくご存知だと思います。また、私たちKJWORKSも、その「じっくり決める」という時間感覚がもうわかっているので、早め早めに検討をスタートするようにしていますね。

 

家のワンポイントとして存在感を放つステンドグラス、それは決して廉価なものではありません。なおかつ普段は眼にすることも少ないものですから、「なかなか決めきれない」のは当然のこと。

 

たくさんのガラスたちの中から、少しずつその範囲をしぼっていきつつ、現場の進行にも合わせながらその出来上がりを色々と思い描く、その「じっくり考える」ということを楽しんでいただく。

 

それが気持ちよく着地できるデザインへの正しい道だし、それはステンドグラスだけに限らないことですね。そうした心地よい「納得」をお客さまにご提供するという点でも、アトリエ・アゴさんはKJWORKSのよきパートナーなのであります。


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