お肌にでる巡り

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〈知識と体感をもって、漢方・薬膳の考え方をまなぶセミナーでした。〉

 

ご愛読、ありがとうございます。木の家づくり・暮らしのプロデューサー、山口です。

 

今日のKJWORKS阪神「木の空間」では、ハシガミユカリさんによるセミナーが開催されました。「季節のやさしい漢方養生&薬膳講座」です。私もご同席して色々とためになるお話を聞き、一緒に「味わう」もさせていただきましたよ。

 

季節のやさしい漢方、今日のお題は「美肌のための養生と薬膳」でした。私自身はあまり「美肌」を意識したことがありませんが、でも肌が健康であることは即ち、身体がうまく機能していることの証拠でもある。

 

冒頭の写真は今日の講座の様子です。皆さんの前に紙コップが置かれていますね。まず最初に美味しいジャスミンティーをいただいてほっこり、そしてリラックスした気分で講座の内容に入っていきます。

 

「美肌に影響をあたえるもの」を漢方の見地から学ぶ、ということで、まずは五臓(肝、心、脾、肺、腎)のそれぞれの働きと、それが弱ることで肌にどう影響が出るか。この五臓も、私も興味のある「五行(木火土金水)」と対応しているそうです。

 

その他にも、人の感情によって、気候によって、飲食の内容によって、お肌は色んな影響を受ける。そうしたことも漢方ではきちんと系統立てて、五行と関連した知識として伝わっている、そのことに感心してしまいます。

 

そして、今日私がはじめて聞いた言葉は、「気血水」。これは人間の身体をつくり、全身を巡っている三大要素をまとめた言い方、なんですね。気と血と水、ということ。これが足りなかったり巡りが悪くなると、それは肌にも表れてくる。

 

ハシガミさんいわく、「女性は血が、男性は気が足りなくなりがち」とのこと。女性に多い冷え性などは、なるほど血が足りないということでよく理解できます。しかし、気が足りないというのは自分で意識しにくいなあ、と思いました。

 

でも、続いてこう言われたんです。「男性は仕事上で色々気を使いますから」と。あ、そうか、「気を使う」と気を使ってしまって足りなくなる、ということか。なんと、日本語とはよく出来ているものです。

 

気が足りていないと、人の体は「たるむ」のだそうです。そういえば「気を張る」という言葉もありますね。「気が抜ける」も。こうした漢方の考え方は、そもそも日本語に深く入り込んでいる。私にはそのことも非常に面白く感じられた次第。

 

血が足りない方には「補血」効果のある食べ物ということで、ほうれん草やレバーは私にも知識としてありましたが、他にも人参、葡萄、卵黄もいいのだそうです。そして気が足りない時には「補気」の食べ物を。

 

ここで「米」が出てきたのが私にはまた面白かった。うるち米・もち米共に、補気の食べ物なのだそうです。これも、「気」という概念を日本人が漢方から得て我が物にしていったことと無関係ではない、そんな「気がした」んですね。

 

そして今日は、こうした知識の習得だけでなく、実際に美肌によろしい食べ物もハシガミさんがご持参くださり、皆でいただいたのでした。

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これ、白きくらげと梨のデザートです。長い時間をかけてじっくり煮込んだ白きくらげはとろとろとして、いかにもお肌に良さそう。他にも写真のように、補血の人参料理、潤いを補うスペアリブの料理のレシピも。

 

そして菊の花のお茶にクコの実を入れて、皆でじっくり味わっていただきました。どちらも眼に良いものだそうで、非常に美味しかった。それだけ私の眼が酷使されている、とも思えて、なおさら染みる味わいでしたね。

 

知識を学び、実際の薬膳料理をいただき、そして皆さんの健康状態のチェックとして、「舌」をハシガミさんに診てもらったりと、なかなか盛りだくさんな2時間。実践が混じると理解もさらに深まるのです。

 

やはり、食事も行動も感情も、偏り過ぎないことが大切。漢方や薬膳とは、偏りかけたそれらから身体に表れるサインを読み取り、それに優しく働きかけて巡りを正し、方向修正を試みる術である。

 

今日はハシガミさんの優しいご説明から、そんなイメージをもった私でした。


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