お掃除観戦記

〈自宅志事の日、主夫生活の最後に「彼」と協力して部屋を綺麗にしました。〉

 

ご愛読、ありがとうございます。木の家づくり・暮らしのプロデューサー、山口です。

 

今日も、家庭の事情にて自宅で志事をば。といっても、今夜には奥さんが宮崎から帰阪してくるので、ほっと一息です。先週木曜日の夜から始まって、今日まで都合9日間の主夫生活でした。

 

さて、奥さんも帰ってくるし、明日には長女も帰ってくる。じゃあ今日は家事の中で一番できていなかった掃除をやろう、と思い立ちました。でも、志事の方もあるし、ちょっと家中はしんどいかなあ。

 

と、そこで、私の頭からすっぽり抜け落ちていた「彼」の存在を思い出しました。掃除をしてくれる彼、ルンバ君です。そう言えば、彼が我が家に導入されて以来、動いているところを見たことないぞ(笑)。

 

まあ普通は留守に使うものですし、私は今まで操作したこともないので、あたり前か。てなことで今日は、2階LDKまわりを彼にお願いし、私は1階をささっとやって、あとは志事させてもらうことにしました。

 

そうと決めたらすぐ、ルンバ君のスイッチを入れて1階へ、と思ったのですが、しばらく奥さんが使っていなかったらしく、充電切れ。ステーションにセットして充電している間に、1階の掃除はあっさり完了。

 

しばらく志事していると、充電出来た様子。スイッチを入れてパソコンの前に戻るも、いや、どうにも気になるんですね、これが。彼の動きがとても面白く、手を止めてしばし観察の時間になってしまった次第。

 

基本的に2階はワンルームとはいえ、あちこちに柱や階段や家具がある。そうしたところにぶつかるたびに方向転換をして進みます。最初はランダムな感じですが、徐々に何というか、法則性が出てくる。

 

例えば家具にぶつかった時、そのハコの周囲を舐めるように、小刻みに向きを変えながら進むようになっていきます。ということは、最初の闇雲な動きは、部屋の形と大きさを把握するためだったのか。

 

一番面白かったのは、椅子の足元です。脚の間隔が、ルンバ君の直径よりも少しだけ小さいんですね。何度かぶつかる内にそれがわかったらしく、最後には四方向の隙間から上手に中央部を掃いていましたよ。

 

ははあ、と感心しながら彼の掃除ぶりを観戦していた私。その仕組みも気になってサイトを調べてみたら、こうした挙動を可能にしているのは、高速応答プロセス「iAdapt」というもののようですね。

 

①数十のセンサーで部屋の状況を詳しく収集し、②人工知能が毎秒60回以上の状況判断をし、③40以上の行動パターンから最適な動作を選択・実行をする、と書いてあります。

 

上記からは今ひとつ見えてきませんが、今日私が観察して思ったのは、人間の掃除とはやはり根本的な仕組みが違う、ということでした。当然と言えば当然ですが、ルンバは人のようには効率を追求できない。

 

人間は部屋を見ながら、そこを最短で掃き清められるような方法を考えながら掃除機を動かします。でも、実はそれは、床全体を俯瞰して見ることが出来ているからこそ可能な方法のはず。

 

それが出来ないルンバ君は、ぶつかっては方向転換を繰り返しながら、部屋の情報を得るしかない。そして同じ場所を何度も、あらゆる方向から通ることを繰り返して、最終的に床全面を掃除する。

 

基本的にはその方法しかないのですが、そこでその「iAdapt」が機能することで、少しでもそこに効率アップを図る。モデルチェンジによって徐々に進化していくのは、その部分なのでしょうね。

 

しばし観察して志事に戻りましたが、時間をかけてじっくり部屋を掃除してくれるルンバ君、なんだか健気です。終了後に彼がドックに戻ったのを見て、思わず「おつかれさま」と声を掛けてしまいました。

 

今日はお掃除ロボの働きぶりにも大いに感心しつつ、私たち人間が、こうした部屋の中で動くモノに対して、思った以上に親近感をもつのだということも、併せて想ったことでした。