こどものすみか

〈お客さまと話したキーワード「わくわくする場所」を忘れずに計画を進めていきます。〉

 

ご愛読、ありがとうございます。木の家づくり・暮らしのプロデューサー、山口です。

 

年明け早々からスタートした「木の保育園」の計画、先日お客さまへとプランのご提案をさせていただき、いよいよ建設へ向けて本格的に設計が動き始めております。

 

まだプランが決まるまでしばらくやりとりが続いていきますが、いわゆる大規模な施設ではなく、少し大きな家という感じの床面積をもった、まさに木の家の延長線上にある保育所になりそうですよ。

 

今回、プランについて最初にお客さまから色々とご要望を聞いた時に、こういうお答えがありました。「わくわくするような場所をつくりたい!」と。子どもたちの目がキラキラ輝くような、そんな場所を。

 

そして今日の冒頭の写真は、そんなお話の中にもあったもの。いわゆる「ツリーハウス」というやつです。うん、これはまさにわくわくの筆頭という感じで、子どもたちの素敵な居場所になりそうですよね。

 

残念ながら、今回の敷地にはこんな大木はありません。でも、全く同じでなくても、こういうツリーハウスのような楽しさ、わくわく感をもった場所をどこか建物の中に仕掛けていきたい、そう思いました。

 

子どもに帰った気分で色々と思い描くのは、例えば高くて眺めのいいところ。ちょっとした穴ぐらのような場所。階段や段差、などなど。木の空間の中に少しそうした仕掛けがあると、きっと楽しいでしょうね。

 

しかしつくり込み過ぎるのは却ってよくない。子どもたちの自由な想像力・創造力は、なんでも遊び、遊び場に変えてしまいますから、それを誘発するような場所であるということも非常に大切だと思います。

 

ただ、それらを空間に盛り込みつつ、建築基準法や福祉のまちづくり条例、企業主導型保育事業の助成基準などの規制に合致させていくのは、正直言ってなかなか難しい。木の家の設計と最も違うのはこの点です。

 

なので今回は、設計の作業期間もおのずと木の家よりも長い時間がかかることになるでしょう。実は今日も、図面を部分的に訂正しながら、その調整にしばし頭を悩ませていたのでした。

 

おそらく、これからの色んな調整の時間を通じて大切なのは、その一番最初の「子どもたちがわくわくする居場所をつくる」というモチベーションの維持なのかも。今日はそんなことも考えていましたね。

 

その源となるのが、今日のツリーハウスの写真や、他にも色々とお客さまからいただいた「わくわくの場所」の写真、そして自分で他の事例を調べる中で面白いと思ったもの、シュタイナー教育の素敵な事例。

 

そうしたものから日々刺激を受けつつ、そこへ向かって進むチカラをずっと持ち続けていられるなら、出来上がる建物はきっと、楽しい「子ども達のすみか」になる。そんな気が今、しています。

 

無論「木のほいくえん」は私の長年の悲願ですので、そう簡単にへこたれる気はありません。でもいつも以上に「こうしないといけない」を基準にモノを考えるのでなく、「こうありたい」を基準にしないと。

 

何だか今日は悩みと決意表明みたいになってしまいましたが、ブログを書くことで自分に言い聞かせている感じです。きっと素敵な保育園が出来上がりますので、皆さまもどうぞご期待くださいませ。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です