ソーラーの急所

〈助成金の対象ともなるECOな設備は、モノより付け方が重要です。〉

 

ご愛読、ありがとうございます。木の家づくり・暮らしのプロデューサー、山口です。

 

今日は、「木の保育園」ご計画のお客さまと打合せがありました。その際、久しぶりにお客さまへお伝えする話題があって、私もその大切さを再確認しましたので、そのことを少し書いてみましょう。

 

それは、太陽光発電パネルのこと。「企業主導型保育事業」の助成金にはこうした自然エネルギー活用についても助成項目があるので、リフォーム工事の一貫として導入したいとお考えの内容なんですね。

 

現在は色んな企業が太陽光発電パネルをつくっていて、その形状や出力なども色々です。しかし、太陽光発電パネルを屋根に載せる時、何より大事なのはその発電量ではない。私たちはそう考えています。

 

では、私たちが考える最も大切なことは何か。それは「パネルの上手な取り付け方」です。そして今日の写真は、KJWORKSがお客さまに太陽光発電のことをお伝えするための資料から、一部抜粋したもの。

 

この左下の部分をよくご覧くださいませ。「屋根には直接ねじ留めしていません」、「締め付けて固定するタイプの金具です」と、写真の説明が書いてありますね。この固定法がKJWORKSの標準施工です。

 

これは即ちこういう意味。屋根にパネルを直接ビス留めするのは屋根に穴を開けることと同じだからやりません。ガルバリウム鋼板屋根の「縦ハゼ」という部分を掴んで締め付ける金具でパネルを固定します、と。

 

実は、これを敢えて声高に言わないといけないくらいに、多くのメーカーの太陽光発電パネルは「屋根に直接ビス留め」をその標準施工法に指定しているんです。そう、ごくあたり前のような顔をして。

 

でもよく考えれば、屋根に穴を開けるという施工法が良いわけはありませんね。当初は「コーキング」という詰め物で水の侵入は防げていますが、さて10年後、15年後はどうか。穴だらけの屋根で本当によいのか?

 

このこと、実は私たち家づくり工務店の間では、太陽光発電パネルが出だした当初から言われていました。しかし、それからもう何年も経ちますが、あまり状況は変わっていない様子。なんとも怖いことですね。

 

もちろんKJWORKSが太陽光発電パネルの設置を依頼された時には、写真のような「将来にわたって安心な」施工法が可能なパネルを採用します。そういう誠実なメーカーも、ちゃんとありますから。

 

というようなこと、今日は久しぶりにお客さまへご説明していたのでした。そして過去に同様のご説明をした方々と同じく、驚いておられましたね。その安心と言い難い設置方法が一般的であるということに。

 

そのご様子を見て、今日のこのブログに書こうと思った次第。昨日のブログにも通じる危険な話、知っている人がもっと声を大にして伝えなければ。まして私は家のつくり手なのですから、なおさらですね。

 

ソーラーパネルの「急所」と言える最重要なポイント、ご理解いただけましたでしょうか。屋根とは本来雨を防ぐもので、発電のためにそれが損なわれることはまさに本末転倒。皆さまも、ご注意なされませ。


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