木の家123

〈たまに耳にする、間違ったご認識の言葉。今日はその正しい説明です。〉

 

ご愛読、ありがとうございます。木の家づくり・暮らしのプロデューサー、山口です。

 

色んな方と「木の家」の話をしている中で、時々耳にすることがあります。今日またそのお話があったので、またここに書きます。私が時々聞くということは、多くの方が思ってらっしゃるかもしれませんし。

 

今日また聞いたその言葉は、「木の家って3階建てにはしにくいんでしょうね」という意味合いのもの。これを口にされる方は、木造とは鉄骨やコンクリートよりもずっと弱いものだというご認識のようです。

 

といっても街中には3階建が多くありますから、あるいは木造住宅一般と、KJWORKSがつくるような木材を表しで魅せる「木の家」とは、同じ木造でもちょっと違うものだというご認識なのかもしれません。

 

こういうお話を聞くと、私はいつもこうお答えするようにしています。「いえいえ、そんなことはありません。3階建の木の家、普通につくれますよ。現に私も、3階建の木の家に住んでるんですから」と。

 

今日の冒頭の写真は、私が最も最近に関わった3階建の木の家です。これ以前にも、私の自宅を含めていくつもの3階建をつくってきました。なので、その間取りづくりのノウハウもよくわかっているんです。

 

3階建になる場合というのは、やはり敷地面積にあまり余裕がない場合が多いですね。その中で1階部分にはやはり車庫を確保したいということになると、ちょっと2層分では家としての床面積が確保できない。

 

そういう時、暮らしのメインとなるLDK廻りを2階に、1階は玄関と水廻りと寝間(あるいは+納戸)、子供部屋が3階、という間取りが合理的。今までつくってきた3階建の木の家も、その多くがこの形です。

 

玄関入ったらまず階段で2階のLDKへ上がり、子どもたちはそこを通って自分の部屋へ行けます。家が3層になると、ちょうど中間の2階にあるLDKを中心とした暮らし方が、人の動線という意味で都合がいい。

 

また、玄関、脱衣室+浴室、トイレといった「小部屋」が1階にまとまる、ということは、1階に最も「壁」が多くなるということ。これが、3層分の構造を支えるという強度の点でも合理的なんですね。

 

また、敷地面積が小さめということは、その周囲も建て込んでいること普通です。そういう敷地では周りも3階建が多いですから、LDKは上の階にある方が明るいし、水廻りが1階というのも理に適っている。

 

写真の木の家には建物の中にインナーガレージがあるのですが、これも2階にLDKがあればこそ。そして道向いには緑豊かな公園があるので、道路を見ずに借景だけを楽しむ意味でも3階建が似合っていますね。

 

私もずっと木の家づくりをやってきて、1階建(平屋)、2階建、3階建と、それぞれの間取りの特徴もほぼ把握しているつもりです。そして敷地を見れば、どんなタイプが合うかは、すぐにわかります。

 

皆さま、どうぞ「木の家の強度」について誤解なきよう。3階建でも全然問題ありません。「準防火地域」と呼ばれるエリアでは木の見せ方に工夫が必要ですが、構造面では問題なく建てることが可能ですよ。

 

冒頭のようなお話を聞くたび、そんな誤解がまだあることにちょっとびっくりしますので、今日はあえてまた書かせていただきました。家づくりをお考えの方は、安心してその選択肢に加えていただきますよう。

 

なお、このHPの「間取りギャラリー」にもいくつか登場していますので、よろしければ是非ご笑覧くださいませ。

間取りギャラリー:木造3階建の間取り


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です