デジ・アナとりまぜて

〈子どもたちが入った建物の完成予想図、つくっています。〉

 

ご愛読、ありがとうございます。木の家づくり・暮らしのプロデューサー、山口です。

 

少し前から、久しぶりに絵を描いています。2年前まで、月に一回「住まいの学校」チラシの絵を描くのを3年間続けていましたが、それ以来のこと。最後に「蛍の光」を描いてから、もう2年になるんですね。

 

今回の絵は、お客さまからのご依頼。今KJWORKSでは「木の保育園」リフォーム工事を進めているのですが、その保育園にスタッフや園児を募集するためのパンフレットやチラシに使う「完成予想図」を、と。

 

お客さまからのお願い事とあらば、これは頑張らないわけにはいきません。でも久しぶりですし、そもそもプロではないのでかなりのプレッシャー。しかも、最初から最後までまとめて制作する時間もなさそう。

 

ということで今回は、先方から求められた画題と上記の状況を鑑み、私なりに色々考えた結果、新しい試みとして「デジタルとアナログをいったりきたりしながら制作する」ということにしてみたんです。

 

保育園の完成予想図ですから、建物がないと話にならない。しかしこれを何もないところからフリーハンドで描けるほど私は絵心はないので、まずは先日もこのブログに書いた「3Dモデリング」のソフトを駆使。

 

そんなデジタル環境で、まずはリフォーム工事後の3Dモデルをつくりました。しかしそのままでは無機質な感じだし、一般の方々に魅力がある絵とは言い難いですね。そこに「絵」というアナログ感がないと。

 

そこで、次にその3Dデータをプリントアウトし、上からトレーシングペーパーを載せてフリーハンドでなぞっていきます。そしてそこに樹木を入れ、子どもたちの姿を散りばめると、だいぶ「絵」になりました。

 

私の感覚では、絵を描くのにこの「人物」が一番難しい。世の漫画家の皆さんを私は心から尊敬するものです。鉛筆でラインを下書きし、その上からペンを入れるのですが、ここで非常に苦労をした次第。

 

でもなんとか、絵としてまとまってきました。しかし次の「着色」がまた難儀です。一日ゆっくり集中できればいいけど、それはとても無理な感じ。方法を悩んだ末、ここでデジタルに戻すことにしました。

 

下書きの鉛筆のラインごと、スキャナーで読み取り、今度はデジタルデータにいわゆる「お絵かきアプリ」で着色していきます。その前に要らない部分だけを上手に消せるのも、デジタルの良い点だと思います。

 

ということで、冒頭の写真が今日のところの進捗状況。これ、iPadです。実はここで、ずいぶん前に買っていた「秘密兵器」が登場していて、それはちょっと見えにくいですが、iPadの右横に置いてあるもの。

 

これ、iPadの画面に描くことができる、デジタルの「筆」なんです。筆圧感知を備えたアプリだと、指やiPad用のペンなどよりずっと描きやすい。水彩画の雰囲気を、ある程度は漂わせることが出来ます。

 

もちろん本当の水彩画の方がずっといいに決まっているのですが、私がもつ技量と、数日に渡って制作するという事情をふまえると、このような着色方法が最もよいか、と。undoが何度でも効きますし(笑)。

 

ということで今は着色工程の最中ですが、やはり難しいですね。2年前のチラシは全てモノクロームでしたし、彩色自体がもう学生の時以来ですから。むしろ、こうしたデジタルでないと描くことすら無理でした。

 

でも、絵を描くというのは、難しいのと同じだけ楽しい。方法はひとそれぞれだと思いますし、私などは我流そのものですが、でも楽しんで描いているかどうかは絵に表れるように思います。

 

今日はここまで、と気軽に終えられるのもデジタルの気楽なところ。アナログの雰囲気を最後まで維持しつつ、どう楽しんで仕上げられるかが、目下の課題であります。


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