屋上を活かす

〈マンションの殺風景な屋上空間がどのように変貌するか、想像するのが楽しみな打合せでした。〉

 

ご愛読、ありがとうございます。木の家づくり・暮らしのプロデューサー、山口です。

 

昨日は漢字の話を書きましたが、志事の方はリフォーム物件の現地下見と打合せに行ってきました。マンション内部にあるテナント用スペースを「木の保育園」へとリフォームする、というご計画です。

 

今年度の該当助成金も動き出したようで、事業への応募も視野に入れた打合せも下見と併せておこないました。私自身は前年度も経験があり、今回が2度目になります。

 

室内の床は無垢の小国杉厚板、壁や天井はローラー漆喰塗りと、KJWORKSがつくる木の家と同様の素材をふんだんに使ってつくりますよ。そして、今回の目玉というか大きなポイントが、冒頭の写真のスペース。

 

マンションの2階部分での計画で、このように1階部分の屋上が広く使えるんですね。今はモルタル押えのあまり心地よいとは言えない感じで、おそらく夏の強い照り返しなどもあると予想される場所ですが。

 

なので、今回ここを一面の「木製デッキ」にしてしまおうとしています。写真右側のフェンスも、向こう側も使えるので撤去する予定。30帖近い広さの屋上スペースが一面の木のデッキに。とてもいい感じですね。

 

現在は室内から屋上に出るのに、窓をまたいで出る感じになっていて、窓が床から20センチくらい高いんですね。これをデッキにすることで「嵩上げ」し、室内の床レベルも同様に窓のすぐ下まで嵩上げします。

 

その意図は、室内の木の床と屋外の木のデッキの「連続感・一体感」を高めようということ。部屋がずっと外まで続く感じのする、私たちがいつもよくやる方法ですが、それがマンション屋上でも出来るとは。

 

そして木のデッキには一部に植栽やプランターのスペースも設けて、子どもたちの生きものへの学びの場にするアイデアも出ています。プランターはデッキに埋め込めば、板と土と同じ高さに出来ますね、とか。

 

昨今はこのようなビル内部の保育園や託児所も多いですが、こうした「園庭」代わりに使えるスペースがあるとその使い途は格段に増えますね。お客さまとお話していても、夢が広がっていく感覚を味わえます。

 

ちょうど今のような心地いい季節に下見と打合せをしていたので、余計にそのデッキの活躍ぶり、心地よさを共有できたのかもしれません。春・秋は木のデッキに座ってのお昼なんかも楽しいだろうなあ。

 

このデッキとなる屋上スペースがあることで、室内の方のプランも、それを最大限活かすにはどうするかという観点ですでに色々と考えています。助成金事業とのすり合わせも含めて今月が勝負どころでしょう。

 

でも、このように「目玉」がはっきりしているし、お客さまの保育に関する方針にもぶれはないので、かたちはおのずとまとまる筈。リフォームならではの面白さ、大いに体感できる志事になりそうです。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です