天才よ穢るるなかれ

Grace  VanderWaal 『Moonlight』 動画はこちら

 

ご愛読、ありがとうございます。木の家づくり・暮らしのプロデューサー、山口です。

 

このところ、ずっとこの曲を聴いています。私は基本的に今の音楽には疎い人間ですが、You Tubeの動画を楽しんでいたりする中で、時々とんでもない天賦の才能に出会ったと感じることがあるんです。

 

この曲は、アメリカの女性シンガーソングライター、グレース・ヴァンダーウォールの新曲です。彼女はなんと13歳。昨年、オーディション番組「アメリカズ・ゴット・タレント」第11シーズンでの優勝者です。

 

私は最初、この番組での彼女の初登場シーンを観たのでした。「オリジナル曲を歌います」と審査員に告げた、弱冠12歳の少女。しかしその曲『I Don’t Know My Name』は、審査員たちをまさに圧倒するのです。

 

審査上の「飛び級」であるGolden Buzzerを獲得し、そしてあれよあれよという間に賞金100万ドルの優勝へ。その過程は感動的でしたが、やはりウクレレを弾きながら彼女が歌った曲が、どれも素晴らしかった。

 

そしてプロデビューし、アルバムも世界各地でのツアーもと、一気にスターの仲間入りをしようとしている彼女。今回の新曲『Moonlight』が私は一番好きで、ここ何日かのヘヴィーローテーションなのです。

 

この世には時々、こうした天才が現れますね。「早熟の天才」という言葉がありますが、私が思うに、天賦の才能がよき表現手段と出会った時、幼少の頃からその力が発現するのが普通だという気がします。

 

最近の日本でも、とても騒がれていた早熟の天才がいました。将棋の藤井聡太四段、彼は14歳です。前代未聞の29連勝は、何と言っても凄い。対局の様子を見ていても、落ち着き払った姿が印象的でした。

 

私は彼も彼女も直接には知りませんが、とにかく将棋が、歌が、好きで好きで、それらとの交わりこそが生きること、という感じなのではないか。凡人にはそんな表現しか出来ないのが歯がゆいですが。

 

日本で言う小学校高学年から中学校の頃というのは、子どもから大人への過渡期の始まりではないかと思います。その入口で漸く、その突き抜けた力が大人の世界から形になって見えるのかもしれません。

 

世間に認知され、大人たちによる「社会」に飛び込んでいくことになる天才たちに、私は思うのです。願わくば汚れてくれるな、と。残念ながらこの人間社会は、美しい面だけで成り立ってはいませんから。

 

ここまで書いて、歴史上に存在した数多の天才たちに共通したであろう、あることに思い至りました。それは、月並みですが「子どもの心を失わないこと」でしょう。月並みですが、そこには無限の強さがある。

 

今日は結論がなく申し訳ありません。しかし、ただ世に現れた天才が紡ぎ出す美しいものに感動させてもらえるだけで、凡人には幸せなこと。それを捻じ曲げないように接することしか出来ないと思うのです。

 

最後に、グレースの歌の日本語訳を一部載せておきましょう。ぜひ動画と一緒にどうぞ。

 

Moonlight

彼女はいつも笑ってるの
朝から夜までね

完璧な象徴なの
私の人生で一度だけ現れた象徴なの

グラスで出来た人形
彼女の友達は全員彼女のことすごいと思ってる

でも私には全部お見通しなの
彼女、壊れかけてるわ

あなたが私に去年言ったこと覚えてるわ
いつもここにいて私から離れないでねってさ

あなたの瞳から出る光がまるで
私達が月明かりの下で踊ってる気分にさせるの

あなたが私に去年言ったこと覚えてるわ
これは生涯の物語になるわってさ

あなたの瞳から出る光がまるで
私達が月明かりの下で踊ってる気分にさせるの

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です