瑠璃の庭

 

ご愛読、ありがとうございます。

 

昨日はお休みをいただいて、心身のリフレッシュをしてまいりました。やはり私の場合、自然の中に身をおいてボケーッとすること、そして素晴らしい建築を堪能すること、その2つが元気の源のようです。

 

今回はその両方を満喫でき、とてもよかったのです。訪れた場所は京都は八瀬にある「瑠璃光院」です。春と秋だけ特別公開されるということを最近知ったので、味わいに行ってきました。

 

以前は全く公開されない、隠れた名刹であったようですが、春の花馬酔木の時期、秋の紅葉の時期のみ見ることができるようになったとか。数寄屋造りの書院と素晴らしいお庭が、参詣者に人気だそうです。

 

その書院は、数寄屋造りの名人と言われた中村外二の作、庭園は、佐野藤右衛門によるものと聞いて、これは見ておかねば、という気になったのでした。

 

紅葉が本格的に始まると、きっと多くの人で賑わうでしょうから、「ボケーッと」が狙いの私としては、その前、まだもみじが青いうちに、静かにお庭を楽しもう、という目論見です。今回それは、かなり成功でした!

 

冒頭の写真は、その書院の二階から見た「瑠璃の庭」です。何とも素晴らしい眺めでしょう?もう、窓の外全てが、青々としたもみじの葉一色でうめつくされている感じなんです。

 

オオモミジ、イロハカエデ、ハウチワカエデなど、たくさんの種類のもみじが植えられ、その緑色にも様々な色合いがあるのがよくわかります。庭の地面は苔で覆われていて、これもまた違った緑色。うまく条件が整った時には瑠璃色に輝くと言われ、名の由来になっているのだとか。

 

建物も素晴らしく、とても格調高い、風格漂う数寄屋建築です。周囲のお庭を取り込むように非常に開放的なつくりになっていて、まさに外部と一体化した雰囲気。緑に映える、素敵な建物でした。

 

縁側の板に反射した日光が畳の敷かれた室内を照らすさまは、寺社仏閣とはまた違った魅力に溢れています。その縁側で和菓子とお抹茶をいただきながら、静かにお庭を眺めている、その至福といったら!

 

ちなみに、手前に写っている座卓には、写経の紙がありました。瑠璃光院では参詣者にペン写経を薦めておられて、私も一枚書いてきました。無心にはなかなかなれませんが、しばし他のことを忘れて集中し、終えて顔を上げた時のお庭の眺めは、また格別でしたよ。

 

平日に行く、そして観光客と時期をずらす。そうすることで、とてもゆったりとした時間の中に身をおくことができますね。そういう時間は、大きな癒しを私に与えてくれます。


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