1.5階の吹抜け

 

ご愛読、ありがとうございます。KJWORKS・木の家の設計士、山口です。

 

ご覧の写真の木想家、とても気持ちのいい吹抜け空間ですね。白い壁と、無垢の木を張った勾配天井。そして空中には大きな梁が飛んでいて、そこに照明器具のレールが走っています。

 

この梁は、2階の床を受ける高さにあります。そう思って見た時、この吹抜け空間の高さが、特に左端は少し低めになっているのがおわかりでしょうか?

 

吹抜け空間の広さによっては、丸々2階分の高さに、さらに勾配天井で高さを確保してしまうと、バランスとして高すぎる、という場合がある。私はそう感じるんですね。そんな時、このような1.5階ほどの高さの吹抜けが登場します。

 

2階がある場合だと、端っこがこんなに低いとちょっと使いにくいですよね。でも吹抜けであれば、充分に高さはとれていますから、問題ありません。この写真の木想家の場合も、これくらいの高さのほうがバランスが良く、勾配天井もより映えて見え、美しいです。

 

こういう吹抜けの場合の屋根は、通常の高さがある2階部分の屋根がそのまま延長されてきて、低くなっていきます。いわゆる「大屋根の家」という感じの外観になって、それもまた良いものですよ。

 

昔の日本家屋、特に関西の民家には、「厨子二階」などと言って、通常よりも端っこが低い2階が多かったようです。その外観の佇まいは、高さが抑えられ、とても落ち着いた、よい表情なんです。

 

昨今のハウスメーカーの家だとか建売住宅などは、変に建物の高さがあって、何だか間延びしたような変なバランスの外観になってしまっているものが多いと感じます。

 

この1.5階の吹抜けをもつ家は、昔の民家を思い起こさせる、低めのよいバランスをもった外観になるので、私はとても好きなんですね。

 

実は昨日も、このような吹抜け空間をもつ木想家を、お客さまにご提案しました。まさに大屋根の家になっていて、吹抜けの幅と長さ、高さのバランスがいい、気持ちのいい空間になっていると自負しています。

 

1.5階の吹抜けの家、またひとつ誕生するかなぁ?私自身、とても楽しみで仕方がありません!


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です