いくつもの庭

 

ご愛読、ありがとうございます。KJWORKS・木の家のくらしプロデューサー、山口です。

 

昨日、滋賀の方のお客さまに、敷地を見せていただいた時に感じたことを元にしてまとめた「間取りのイメージ」をご提案してきました。

 

先月このブログに「敷地でゾーニング」として書いた、あの敷地です。遠くへと目線が抜ける場所を敷地の中で探してみると、そこは敷地の角、道路の隅切りの部分だった、という話でした。

 

その時に「今回は、久しぶりに「ナナメの家」が登場しそうな予感がします」と書いたのですが、やはりその通り、一部45度の角度がついた壁が登場しましたよ。ちょうどこの角度で東南の方角に視線が抜けていき、眺望と広がりが得られるのですね。

 

今回はナナメの壁もさることながら、面積にかなり余裕のある敷地ですので、建物の周りに「いくつもの庭」をつくることを心がけました。

 

同じ家族の間の中でも、リビングから見える庭、ダイニングから見える庭、そしてすぐ横にある「畳の間」から見える庭。それぞれに個性をもたせつつ、ひとつの場所からは複数の庭が見える、そんなプランなんです。

 

どの場所からも庭へと「抜け」があることで、より広がりが感じられますし、庭から庭へと風が通っていく、そんな心地よい部屋にもなりそうですね。

 

冒頭の画像には出ていませんが、上記とは別に「お風呂専用庭」もつくりました。いわゆるバスコートというやつですね。これも、単に塀で囲っただけでは周囲の家の2階から見られるので、それも出来ないような工夫をこらしているんですよ。

 

庭という「敷地の中の空地」をうまく確保することで、そのちょっとした余白が「暮らしの潤い」を与えてくれると思いますし、それこそ、本当の意味での「贅沢」なのではないでしょうか。

 

外を中に取り込み、その場所の気候風土に寄り添って生きる。そんな暮らしをつくる上で、庭という場所は建物と同じように大切であり、「いくつもの庭」はそれだけ心を豊かにしてくれる。

 

このプランをつくりながら、改めてそんなことを思っていた次第です。


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