畳の間をつくる

 

ご愛読、ありがとうございます。KJWORKS・木の家のくらしプロデューサー、山口です。

 

本日は、宝塚の木想家、ついにめでたくお引渡しでした。Thさん、まことにおめでとうございます!

 

お引渡しにあたって、取扱説明や書面の取り交わしのほかに、KJWORKSのほうでお預かりしていた家具をふたつ、新しい木の家に搬入させていただき、畳の間におおさめしました。

 

冒頭の写真はその畳の間。ここはお父様がお使いになる部屋で、以前からおもちの家具を今後もお使いになることは、当初からのお話でした。

 

ですから、この畳の間は、この家具が来ることを想定してつくられています。写真を見るとわかるように、ちょうど家具の幅の分だけ壁がつくられていて、その横が地窓になっていますね。

 

地窓はお父様がお休みになる時に、床面に涼しい風が入ってくるようにとつくったものですが、その前に家具がかぶってしまっては台無しですから、ぴったり寸法を合わせています。

 

そして、そこに嵌められた内障子。これもなんとなく、置かれる家具とデザインを合わせた意匠になっているのが、おわかりいただけるでしょうか。ここがただの四角く割った障子であるよりも、この方がずっとすっきりとした見え方で、何だか涼しげですね。

 

部屋全体の雰囲気も、いかにも「和室」という感じではなく、大壁(柱が見えない壁)にして、一部だけ梁を見せつつシンプルに納めています。畳の縁も畳表と似た色にして、すっきりとしていますね。

 

でも照明器具はシンプルながらも「和」を漂わせたもので、バランスをとる。掃出し窓の方は障子にはせず、和紙ブラインドを用いて、軽く仕上げています。

 

これら全体が、この家具が入ることを想定して考えられています。障子のデザインなどには私はタッチしていませんが、スタッフも当然のようにこういう工夫をしてくれていて、私は内心拍手を送った次第。

 

畳の間、イコール和室ではありません。畳が敷いてある部屋ではあっても、その雰囲気づくり、その見せ方は本当にさまざま。その都度、お客さまの暮らしに合わせて考えて、畳の間はつくられているんです。

 

今日はまさにThさんの家にふさわしい畳の間ができていて、お客さまも満足気でした。注文住宅の醍醐味というのはまさにこういうことだと思いますし、それがお客さまに伝わった、とても嬉しいお引渡しの時間でありました。


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